澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

新しく「野バラ 海角七号 (日本語訳付き)」がお目見え

2009年08月07日 20時32分39秒 | Weblog
映画「海角七号」で最後に歌われる「野バラ」の新しい映像がUPされた。「2465q」さんの作品。

私も別の「野バラ」をUPしているが、その映像は、私がDVDをパソコンで再生し、デジカメで撮ったお粗末なもの。
こちらの映像は、まず画質が素晴らしく、字幕まで付いている。どうやって編集するのか、私には皆目分からず、ただ感心するばかりだ。

来月のマスコミ公開を控えて、さらにPRをしてほしいと願うばかりだ。

野バラ 海角七号 (日本語訳付き)(新)



酒井法子騒動とNHKの報道姿勢

2009年08月07日 18時37分28秒 | Weblog
酒井法子に逮捕状が出されて、TVは大騒ぎ。山梨の田舎や渋谷警察署前にレポーターを派遣して、「新しい情報は?」などとやっているが、政権選択の総選挙報道はどうなってしまったのか。



酒井法子は、アジアでも有名。最初に台湾でブレークして、香港、そして中国大陸へとその人気は伝わった。TVでも、海外での反応を報道していた。NHKには、例の「アジアの”一等国”」の問題があるので、どう報道したのか、ちょっと気になった。
午後6時~7時台のニュースをチェックした限りでは、次のような感じだった。

「TBS」系列……中国、台湾などで人気と報道。上海での街頭インタビューを報道。
17年前の台北コンサートの模様も放送。
「フジテレビ」系列……台湾、中国、韓国などで人気と報道。台湾での街頭インタビューを放送。
「NHK」…中国、韓国で人気と報道。北京での街頭インタビューを放送。

NHKは、一度も台湾という名前を出さなかった。「アジアの”一等国”」問題であれほど批判を受けているというのに、この報道姿勢。これを「媚中」と言わないで、何と言えばいいのだろう。NHKには、「中国はひとつ」であり、それは「中華人民共和国」だという報道内規があることは間違いない。




酒井法子をはじめとする日本のアイドルは、すべて台湾でブレークし、その後大陸に伝わった。であれば報道のイロハとして、台湾を取材するのが筋だろう。あえて、台湾の名前を挙げないというのは、きわめて意図的で異常な行為と言わなければならない。

たかがこんな問題でも、NHKの卑劣な報道姿勢が浮かび上がってくる。この際、受信料を払わないというのが、NHKに対する唯一の抗議手段となるだろう。

台湾ひとり旅行グルメ

2009年08月07日 09時02分04秒 | Weblog
いくら台湾料理が美味しいとは言っても、ひとりぼっちの台湾旅行では、いろいろな味を楽しむことは難しい。

台北、馬公(澎湖諸島)、台南、高雄を廻ったが、比較的長期間だったので、バラエティに富んだ料理を食べることができた。美味しかったのは、台南・安平のエビの包み揚げ、同じくタンツー麺の「度小月」で食べた牡蠣の包み揚げだろうか。
印象に残るのは、馬公の肉・野菜市場で、おばちゃんが昼食用に売っていた「お弁当」。「おべんとう」と発音すれば、ニコニコして出してくれた。日本円で150円くらい。おかずのバランスがよく、日替わりなので、とても楽しみだった。
これがその「お弁当」とそれを売っている馬公市公設市場(澎湖島)。



上述の台南・包み揚げは、このようなもの。




だいたいこんなものを食べました…。中にはマックや天ぷら定食もありますが。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/2e/fc33b9618268d56409edd1b55eeccbc1.jpg

一番最後は、澎湖諸島名物のハリセンボンの刺身。

もうすぐ、また台北にいく。今回はひとりではないので、美味しい料理を食べられそうだ。

台湾・澎湖諸島の島巡り

2009年08月06日 12時04分10秒 | 台湾
いよいよ来週は海外旅行のピーク。
ここに紹介する写真は、台湾・澎湖諸島の島巡り。
台北や花蓮には多くの日本人が訪れるが、澎湖諸島は交通アクセスの関係か、訪れる日本人は少ない。

中心地・馬公から遊覧船でいく島巡りは格別だ。昔ながらの島の生活が今なお残っていて、興味深い。もちろん、亜熱帯の海も美しい。

ここに紹介する写真が気になった人は、次回ぜひ澎湖諸島へ。


台湾人と台湾語

2009年08月04日 12時26分01秒 | 台湾

金美齢女史が主宰する語学学校のスピーチコンテストで台湾人の学生が優勝したという。
以下、【台湾の声】よりの転載。

【留学生スピーチ】なぜ台湾人は台湾語を話していませんか? 作者:TAN Uichi(タン・ウイチー)(2008年の秋に来日)

 動画: http://www.youtube.com/watch?v=NrR0Q3Be0QE

 みなさん、こんにちは。今日の私のスピーチは、台湾人にこれから国のことを考えてほしいという気持ちと、台湾以外の人に台湾のことを分かってもらいたいという気持ちを込めて話します。
 日本語学校でよく聞かれるのは、ある単語を自分の国の言葉でどう言うかです。たとえば、「こんにちは」は、韓国語でどう言いますか。台湾語でどう言いますか。 その場合、台湾の人はたぶん「ニーハウ」と答えます。でも、それは「中国語」です。 台湾の歴史をあまり知らない人にとって、ちょっと理解できないでしょう。韓国人は韓国語で話しているのではないでしょうか。どうして台湾人は台湾語で話していませんか。あるいは話せませんか。
  実は僕は、日本に来て、一番うれしいのは、自由に台湾語で話せることです。 ちょっと変でしょう?台湾で台湾語を話してはいけませんか。自分の国で自分の言葉を話したら、どうにかなるのでしょうか。 台湾では、1945年以前、中国語が話せる人はほとんどいませんでした。しかし、その4年後、中国の内戦で負けた中国国民党が台湾に逃げてきました。 中国の統治者からみると、台湾人は日本人の奴隷になってしまいました。そのため、愛国教育、反日教育、中国語教育が入りました。学校で、中国語しか使えません。台湾語を話したら、罰金を払わなければなりませんでした。 また、このような、「犬カード」と言われるものを、首に掛けさられました。「方言を使いません。国語で話します」と書いてありました。
 そのせいで、大勢の台湾人はアイデンティティーが変わりました。自分自身が中国人だと考える人が多くなり、台湾語で喋っている人は、なにか、変な人、低いレベルの人、格好悪い、と見られました。 僕は高校時代までその差別について、あまり知りませんでした。しかし、大学時代のある日、クラスメートとバスケットボールをしていた時に、つい台湾語が出ました。
 そのとき、「お前、人間の言葉を話せ!」と叱られました。 みなさん聞こえますか。「人間の言葉を話せ!」と叱られました。 前、本で読んだ「台湾人の悲哀」は、これなのかと気がつきました。僕は本当に悔しくて、恨めしかったです。 それから他の人を啓蒙しようと、いろいろな活動をしましたが、やはり、一般の人を無関心にさせるのが最高の統治方法です。「自分のことしか興味がない。自分が将来出世できるかどうかが心配だ。そんな暇はない」という言葉がよく聞こえてきました。 1980年代後半から、中国国民党は革命を避けるために自由化の政策を採り、政党や言論の自由などの禁止をやめました。確かに、人々のアイデンティティーが変わってきました。がしかし、中身はあまりかわっていません。学校の教育は中国を中心にして続いています。 また、台湾語の罰金は、もう必要なくなりました。なぜなら、みんなが中国語の正統性を信じるようになって、台湾語を話さなくなってきたからです。つまり、多くの人々は独裁者が作成した価値観でそのまま生きています。 選挙があっても、民主的のようになっても、台湾語で話す人は、前と同じように差別されました。それでも台湾人の国でしょうか。
 最近、『海角七号(ハイチャオチーハウ、かいかくななばん、ハイカクチッホー)』という映画のおかげで、その影響があって、台湾語を学ぶ日本人の若者が増えているといいます。本当です。私も知っています。 台湾人が変わらなければ、いつか台湾語がなくなってしまうかもしれません。将来は日本語のために日本に来るのではなく、台湾語のために来るかもしれません。 残念ながら、外国の日本に来て、台湾人と台湾語で話すようになりました。これから、尊厳をもって、自信をもって、台湾で台湾語を話すようになって欲しいです。少なくとも今の自分がどうしてそうなったのかちゃんと分かってほしいです。
平成21年7月31日JET日本語学校日本語スピーチコンテスト最優秀賞受賞作品

海角七号 2枚組特別版(台湾盤) [DVD]

得利

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礼儀知らずの中国人

2009年08月02日 13時17分42秒 | 中国
YouTube上にUPしている映像に対して、ある中国人が次のように書き込んだ。

「日本人 手淫专用视频}(日本人のマスターベーション用映像だ)

映像というのは「米国から見た日本の台湾統治」というタイトルで、米国ディスカバリー・チャンネル制作のTV番組「知られざる台湾・台南」の一部。この番組の中で、日本の台湾統治が台湾の発展に寄与したと評価されているのが、その中国人には気に入らなかったらしい。中国人というのには、根拠がある。「专用视频」という簡体字が使用されているからだ。台湾人であれば「専用…」と書くところだろう。

これに対しては、早速、「 負け犬の遠吠え!恥ずかしい奴等だ!」という書き込みが加えられた。泥仕合になるのも困るのだが、何故、特に問題のない映像に対して、中国人はこれほど過敏になるのか?

中国政府は、「法輪功」や少数民族の動向に神経質になっていて、ネット上の取り締まりを厳しく行っている。「反政府」的言動があれば、とことん処罰している。しかし「反日」的言動は、むしろガス抜きとして、”奨励”されている節(ふし)がある。

日本への悪口が中国政府公認ならば、「日中友好」などという言葉はどこに行ってしまったのか? 国力、経済力が劣っているときは、ひたすら愛想を振りまくが、自らが優位に立ったと判断したとたん、居丈高に振る舞う。こういう無礼な中国人の態度こそが、「中華思想」とよばれるものに由来するのだろう。

入管法の改正によって、台湾人の国籍表記が「中国」から「台湾」に変更されたが、これはご同慶の至りだ。台湾の人達は、礼儀知らずの中国人とは一緒にされたくはないだろうから…。

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映画『台湾人生』が延長公開へ

2009年08月01日 06時31分06秒 | 台湾

酒井充子監督のドキュメンタリー映画「台湾人生」が好評のため、東京での公開が拡大延長されることが決まった。朝1回の上映が、今日から午後2回の上映となる。
また、今日からは神奈川(横浜)でも公開される。このあと、全国で次のように公開されるようだ。

http://www.taiwan-jinsei.com/theater.html

「台湾人の悔しさと懐かしさと…本当に解けない数学なんです」と語られる日本統治時代の記憶。酒井監督は、 台湾の日本語世代を静かに優しく見つめる。
「(私の映画を)NHKの番組とは一緒にされたくない…」と酒井監督は語っている。確かに両者の違いは歴然だ。豊富な資金を使って、「未来を読み解く鍵は歴史の中にある」と大見得を切ったNHKだが、その結果はあまりにお粗末な「アジアの”一等国”」だった。日本語世代にインタビューしたものの、彼らの本意を伝えることはなく、むしろ歪曲して放送した。このため、各方面から批判を浴びると、NHKは「一部の右翼による批判」だとして火消しに躍起になっている。担当ディレクターである濱崎という男は、「学校で(自分の)子供がいじめられている」と台湾の関係者に”泣き”を入れたという。

これに対し、酒井監督は、勤めていた北海道新聞を退社して、背水の陣で「台湾人生」の制作に臨んだ。NHKとは比較にならない劣悪な条件の中で、個人レベルの取材を通して台湾の日本語世代との交流を深めた。そこには、もはや80歳代になった台湾の日本語世代を、いまこそ記録しておかなければならないという純粋な使命感だけがある。

私は、「台湾人生」の中にこそ、「未来を読み解く鍵」があると思っている。
ぜひ、多くの方々に見ていただきたい映画だ。全国各地をカバーして上映するのが無理ならば、DVDとしてリリースしてほしい。日本統治時代を語る貴重な歴史資料として…。



『台湾人生』予告編