熟字訓(じゅくじくん)とは、日本語において漢字からなる単語に、単字単位ではなく熟字単位で訓読み(訓)を当てたものである。それ故に、単字に分解してもそれぞれに熟字訓の要素は現れず、その読み方でも分節不可能なものが多い。 常用漢字表の付表には、熟字訓の全てではないが、そのうちの116種(123表記)が示されている。 |
Q1. 天糸瓜
①. へちま
②. とうなす
③. きんとうが
Q2. 甜瓜
①. つけうり
②. まくわうり
③. むべ
Q3. 越瓜.
①. マルメロ
②. かもうり
③. しろうり
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A1. 天糸瓜
正解①. へちま
《ヘチマは,たわしになるほどの繊維質の実をつけるので「糸瓜(イトウリ)」と呼ばれ,「イ音」が脱落して「トウリ」となった。 「ト」は,「イロハ‥‥」の「ヘ」と「チ」の間にあることから,「ヘチマ」という名前になった。》 |
②. とうなす…蕃南瓜=カボチャの別名。 狭義には西洋カボチャの渡来以前に栽培されていた 瓢簞 ( ひょう
たん ) 形のカボチャをいう。
③. きんとうが…紅南瓜=カボチャの仲間。食用とはせず、観賞用に栽培される。実は大型の楕円球状。
A2. 甜瓜
正解②. まくわうり
①. つけうり…菜瓜=シロウリなど、漬物にする瓜のこと。
③. むべ…野木瓜=日本では伝統的に果樹として重んじられ、宮中に献上する習慣もある。
A3. 越瓜
正解③. しろうり
①. マルメロ…木瓜=「西洋かりん」とも呼ばれ、見た目がかりんに似ていて、熟すと果皮が明るい黄色にな
りよい香りが漂います。生食には適しておらず、果実酒やハチミツ漬け、ジャムなどに利
用されます。
②. かもうり…氈瓜=トウガンの別称。 季 秋. 由来外皮が白く、毛氈(モウセン)(獣毛で織った敷物)のよ
うであるからという。
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