今回は「ジャック・オー・ランタン」を描きました。
今でこそハロウィンは、すっかり定着して思わぬ騒動にまで発展したことがあります。
ハロウィンを正しく理解して、楽しんでいただきたいと思います。
■日本に定着したハロウィン
日本で初めてハロウィンを取り扱ったのは、1970年代、キデイランド原宿店であるといわれています。その後、1983年には、同キデイランド原宿店が、ハロウィン商品の販売促進のために、ハロウィンパレードを行いました。
ハロウィンの認知度が急激に上昇したきっかけは、1997年に東京ディズニーランドで開かれた「ディズニー・ハッピー・ハロウィン」の仮装イベントです。それ以来、東京ディズニーリゾートでは、ハロウィンが秋の恒例イベントとなっています。
その後2000年代後半には、菓子メーカーがハロウィンに着目し、ハロウィン商品を毎年販売するようになりました。また、バラエティショップ等では仮装用品の販売が始まるなど、多方面からハロウィンが急速に広まっていきました。特に仮装については、もともとコスプレ文化に馴染みがあった日本では親和性も非常に高く、「悪霊から身を隠すための仮装」の範囲を大きく超えて、何でもありのコスプレとして、独自の方向で進化していきました。
また、昨今のSNSの普及が、いわゆる「SNS映え」のイベントとしても、ハロウィンのイメージの拡散を強く後押ししたと考えられます。
ハロウィンが盛り上がりを見せる一方で、パレードの騒動や、ゴミの散乱、酔っ払いによるトラブルなどが多発するようになりました。特に1918年は、渋谷で大量の逮捕者が出るなど、大きな社会問題となりました。これを受けて、1919年の6月には、渋谷区議会でハロウィンの路上飲酒を規制する条例が可決されています。
■ハロウィンの起源 ハロウィンの起源は、古代ケルト人の秋の収穫感謝祭。 また、亡くなった霊が親族を訪ねてくると日とも言われ、日本でいうお盆にも似ています。しかし、この日は、亡くなった霊と一緒に悪霊もやって来て作物を荒らすとも言われています。
ハロウィンに仮装するのは、さまよう魔物と同じ格好をし、魔物の仲間ですよ、とアピールして難を逃れるために行ったのが始まりと言われています。子供が街を練り歩いてお菓子をもらうようになったのはかなり後のようですが、これも、魔物に扮した子供がお菓子をもらうことで魔物のご機嫌をとり、家の中まで入ってこないようにする意味があります。
■ジャック・オー・ランタン ハロウィンに欠かせないのが「ジャック・オー・ランタン」。かぼちゃをくり抜き、なかに火を灯してランプのように使います。 いまでこそジャック・オー・ランタンと言えばかぼちゃですが、もともと古代ケルトで使われていたのは「カブ」でした。
■ジャック・オー・ランタンの伝説 昔、ジャックという男がいました。ジャックは悪賢く、加えて酒好きでした。10月31日、泥酔してしまったジャックが道をふらふらと歩いていると、悪魔と出会ってしまったのです!ジャックの魂を狙う悪魔。そんな悪魔を、ジャックは得意の悪知恵で騙そうとします。ジャックは悪魔に、コインに姿を変えるように促して変身させると、外に出てこられないように財布に閉じ込めてしまいました。降参した悪魔は、出してもらうのと引き換えに、今後10年、ジャックの魂を狙わないことを約束しました。
そして、月日は流れて10年後。悪魔は再びジャックの魂を狙いにやってきました。でも、またしても巧みな話術で悪魔を騙そうとするジャック。ジャックは今度は悪魔に、木になっているリンゴを取ってきてもらうようにお願いします。ジャックの最後の願いだと思って、悪魔が木のリンゴを取ろうとすると、ジャックはナイフで木に十字架を刻み付けました。すると、悪魔は木から降りられなくなってしまったのです。困った悪魔は、しぶしぶジャックの魂はもう狙わないと約束しました。
時は経ち、ジャックは寿命を迎えて亡くなりました。悪いことばかりをしてきたジャックは、天国へはいけません。しかし、地獄へ行こうとしたジャックに、悪魔が現れて言いました。「おまえの魂は取らないと約束したから、地獄へ連れていくこともできない」天国へも、地獄へも行けなくなってしまったジャックは、その狭間でさまようことになってしまったのです!
暗闇の中、途方に暮れるジャックに、悪魔は小さな炎を手渡します。ジャックは、近くにあったカブをくりぬいて、中に炎を灯してランタンにしました。カブのランタンを手に、ジャックは永遠に暗闇をさまようことになってしまいました。 |
したっけ。
#NO WAR #STOP PUTIN
#StandWithUkraine
■昨日のアクセスベスト3
白い顔だとかぼちゃとはまた違ったイメージになっちゃいますね。
都月さんの絵のジャックはやさしくて
いい人みたいに見えます。
永遠に暗闇をさまよって、なんだかかわいそうですね^^
ジャックは豆の木しか知りませんでした。
カボチャじゃあ無くって蕪だったんですねぇ~
本当は蕪なんです。
ジャックが悪魔から貰った火を、蕪をくりぬいてランタンにしました。
今でも蕪で作るところもあるそうです。
アメリカ人はたくさんあったカボチャで作りました。
蕪より作りやすいですからね。
ジャックがいい人に見えちゃあ駄目ですね^^
したっけ。
したっけ。
永遠に暗闇をさまようとは
ジャックは自分の悪行を後悔したかな?^^;
蕪がカボチャに~~~~~
知らなかった~~(笑)
後悔先に立たず。
考えてみれば、カボチャのランタンでは、大きくて持ち歩けません^^
したっけ。
カブ( ・_・;)
白より朱がいいですね^^
見た目は地味ですね^^
したっけ。