日本にも、昔からハーブは使われています。「魏志倭人伝」や「古事記」にも登場するほど、古い歴史があるのです。ミョウガ、ワサビ、ショウガ、ミツバ、サンショウ…これらはみんな、和風のハーブ。薬味として、現在にも私たちの生活に根づいています。
食用以外にも、昔から日本に伝わる植物の利用方法があります。「源氏物語」で有名な「末摘花(すえつむはな)」は、ベニバナの古名です。オイルや染料として用いられているハーブです。赤鼻の姫君をからかって、赤い染料の名前で呼んだのです。
すえつむ‐はな〔すゑつむ‐〕【末摘花】 《花が茎の末の方から咲きはじめるのを順次摘み取るところから》ベニバナの別名。《季 夏》「わが恋は―の莟かな/子規」 すえつむはな【末摘花】[書名] 源氏物語第6巻の巻名。光源氏、18歳から19歳。源氏は常陸宮(ひたちのみや)の娘末摘花と契りを結び、翌朝大きな赤鼻の醜女だったことを知る。 源氏物語の登場人物。常陸宮の娘。容貌は醜いが、古風で実直な性格をもつ。 「誹風(はいふう)末摘花」の略称。 |
さて、「衣被(えび)香」(栴檀(せんだん)の葉や樹皮でつくったものという)というものを、ご存知でしょうか。たんすの中に入れておく防虫香のこと。昔の高貴な女性たちは、大切な衣類を守るほか、衣類に香りをうつして楽しんだのです。
えひ-かう 【裛衣香・衣被香】 名詞 香の一つ。栴檀(せんだん)の葉や樹皮でつくったものという。 |
衣被香に使われていた主な植物は、白檀、桂皮、丁子など。白檀とはサンダルウッド、桂皮はシナモン、丁子はクローブ…と聞けば、今もスパイスなどで使われるなじみ深い植物です。
「お香」を思わせる香りは、寺院や仏壇を連想しがちですが姫君には大切な香りだったのです。
貴族の姫君が、自分だけの衣被香作りに精を出すところは、「源氏物語」にも描かれています。そのはかとなく香りを漂わせることは、女性としてのたしなみであり、見た目以上に個性を演出するのに不可欠なものだったと想像できます。
アロマ&ハーブ参照
入浴という習慣を持たなかった平安の女性は、こうして体臭を消していたのかも知れません。
【かってにせんでん部】
ハーブティーは下記のお店「雑貨(Tkuru&Nagomu)で取り扱っています。
http://www.d-kyoya.com/minimarche/
したっけ。
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東西共通のハーブの歴史は、興味深いです。
京都には、匂い袋やお香のお店があります。
古のお姫様気分になれそうです。
日本にだってハーブはあったんですよ。
いろいろな薬味もハーブといってもいいと思います。
匂い袋やお香も優雅ですよね^^
したっけ。
日本のも魅力がありますね。
しその葉やしょうがは臭み消しだけでなく
殺菌効果もあるでしょう。
毎日の生活になるべく取り入れたいです^^
人間は、洋の東西を問わず植物の持つ力を利用してきたようですね^^
したっけ。
いつもありがとうございます♪
平安時代は入浴の習慣を持たなかった
ので匂いを消すためにハーブの香りで
ごまかしていたんですね。
キレイ好きでお風呂大好きの日本人は
平安時代はお風呂に入ることはなかった
のは不思議ですね。
今日も午後から暖かく薄着しています。
西洋、東洋を問はず匂いの文化が発達したのは興味深いですね。
生活価値観の違いでしょうか西洋では動物性のもの、東洋では植物性のものが多い気がします。
入浴の習慣はなかったのです。
貴族の女性は、基本的に家の中にいました。
十二単では重くて歩けませんしね。
案外不潔だったと思います。
こちらも14℃で暖かかったですよ^^
したっけ。
呼んではいませぬ^^
したっけ。
おまるのトイレも共通していますし面白いですね。
そう言えるかも知れませんね^^
したっけ。