年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

言論は行ったり戻ったり

2016年11月01日 | 築地市場にて

『秘められた和食史』を読んでいる。目からうろこが取れる感じの本。世界無形文化遺産の選定した日本の意図を感じる。

 漬物なんか癌とかの原因の一つとしていつも食生活の改善のやり玉に挙げられて、急に和食の構成要素の一つとして担ぎ上げられても、信じることは出来ない戦後史がある。

 今は業界上げて減塩漬物に向かっているが本当は発酵食品としての漬物を強化しなければならないが消費者と生産者の間の物流時間が長くなり、十分に発酵させると品質が安定しない。クレ-ムの対象となるので未発酵状態で出荷することになる。すると早く消費者に想定以上の短時間で届くとまずい生野菜を食べることになる。

 おいしい漬物とつくり、商品を語ることの出来る専門店が減ってしまった。

 

コメント
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