年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

生大根不足

2016年11月03日 | 築地市場にて

秋の長雨で土物の野菜が高い。地面の下は水浸しで根ぐされが多いようだ。大根は比較的栽培しやすい土物野菜だが全国的な大雨で価格が高く、契約栽培しても、高価格で取引されている青果市場に出荷されているようだ。

 11月は年末の食品流通の増大で、取引量の多くなる月だが年末を越せない見込みのところの決断の月でもある。早速2日弁護士さんからFAXが届いた。破産の受任通知である。さらに廃業案内。豊洲に移転するしないに関わらず、少子高齢化で市場が縮小していて、さらに流通が高度化していて小規模では太刀打ちできない。

 その上、大手食品流通業者が漬物に手を出してきて、価格低迷が続く。価格で売れるので品質低下があっても、そこそこ売れてしまう現実がある。消費者は時によってはゴミのような漬物を購入して、漬物離れを促進することになる。

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