年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場のことを本当に調べている人が居るのだろうか

2017年09月19日 | 築地市場にて

今は月に一度ほど中央区区役所下の図書館の郷土資料室に行く。昔郷土資料のところにいた人に築地市場の水産仲卸の歴史を調べたいと言ったら誰も調べていないようだ。佃・伊勢とかの地名のついた仲卸の名前が多い。それぞれの仲卸は様々な歴史があって、その中に栄枯盛衰がある。扱う商材によって浮き沈みがあって、昔は良かったという仲卸は今は駄目だということである。日々の業務は変化していて、改革カイゼンしていないと不意の事故に対応できない。保険が必要ということである。

 漬物に関して、昔は全国の売り上げは5500億円ほどあったが今は3000億円程度だろう。どんなに頑張っても安売りで単価が下がり、人口が減っていて、たくさん食べない高齢者が多いことで、数字が落ちる。そろそろ限界が近くなった。人手不足と中国人件費の上昇によって価格が下がらない。いくら量を売るからといって先のない仕事は消えるのみ。

 もし漬物の数字が反転するには塩分の嫌悪感をなくする努力が必要かもしれない。夏場の梅干はこの例に当たる。

 

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