最近の報道で最高裁判所がハンセン氏病患者の裁判における扱いに対して謝罪したというのがあった。詳細は知らないので記事はスル-した。しかし尾張本草学の本から(小島の春)と言う戦前の映画を知った。この映画は本が30万も売れ、映画で観客は涙したと言うがハンセン氏病患者は憤慨したと言う。文化勲章を受けた光田健輔は強伝染性の考えを主張し、隔離策を招いた。多分最高裁判所はこの隔離策を謝罪したようだ。
学会の主流でなかった小笠原登はハンセン氏病は弱伝染性で治療で治ると考えていたようだ。この著者を読むと森鴎外が脚気に対して伝染病と主張し、海軍の実証実験を批判し、日清・日露の戦争で脚気のよる病死者が銃や砲弾によって死亡した人より多かった。森鴎外の暗い一面がある。