宮城県伊具郡丸森町の斎理屋敷というところで、蔵の中に展示しているもので文献では知っていた木製の大砲があった。蔵に入ったときはエジプトのツタンカ-メンの棺桶のような形でなら漬けの瓜のようにくり抜いてあった。隅に10センチくらいのボールがあって、説明書きに戊辰戦争の時、仙台藩と官軍の戦いのとき、この付近で激戦があって仙台藩の使用したのが木製の大砲だった。これでは仙台藩が勝つ見込みはないだろう。どうやら一発は撃ったようだ。飛距離もないからモンゴル来襲時の脅しの役目と同様の効果しかなかったと思われる。
ぺり-が浦賀にやってきたとき、偽の大砲のようなものを見ている。文献にあるもので実物を見て触れるのはまだ価値が丸森町の人たちが知らないのだろう。金属性の大砲は日本各地で見かける。