雨の日曜日を回避して、27日遅れた皇居乾通りの桜見物を決行。都営三田線日比谷駅で降りて、桜田門から向かったのだが、桜田門の警備の人にここからは乾門通り抜けに行けないと言っていたが信号待ちで人の流れを見ていると、どうも警察官の誘導に疑念があって、桜田門から皇居二重橋コ-スを選択する。桜田門の所に外国人と自分だけの桜見物。出て二重橋の観光客を見ていると、区分されていてどうやら東京駅方向から行くと通り抜け見物コ-スの様だ。最初に体温チェック、荷物検査、金属探知検査。なぜか観光客にマスク着用のお願い。
乾門の通り抜けの桜は少ないし、大きくはない。やはりお上りさん用の桜と見た。乾門を出て国立近代美術館へ行く。通常は月曜日が休みだがこの時期は学校が休みで明いていた。重要文化財の秘密というテーマの記念展で日本近代美術の学者たちの評価の見方が理解できた。要は専門家と素人と学校との美術の評価は揺れる。重要文化財となっても、評価の基準が揺れている。
学校の美術の教科書作品の実物が見れる。大きさを感じる。これでは東京へ一極集中は止まらない。
作品群の中の説明で日本画だったと思うが、木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)は、日本神話に登場する女神 で桜を意味しているという。桜見物に来ていたので気になり、家に帰って調べると、日本神話の矛盾、天皇が神の子なのに死ぬことを木花之佐久夜毘売のことで死はありうるとなったという。従って桜は死が止む得ないと日本人の心に入っている様だ。
近代美術館を出た後、千鳥ヶ淵の桜見物人の人出を眺め、靖国神社の標本木を見る。幕末の江戸における3大剣道館の練兵館が靖国神社内にあったことを知る。帰路は都営新宿線九段下から帰る。やはり異国の言葉が観光客の中から聞こえる。

