お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

苦手なネズッポ科魚類

2008年03月06日 | 定置網

 今日は定置網での水揚げ作業中にネズッポ科の魚を見つける。ネズッポ科の仲間はたまに見かけるのだが、ここの定置網で捕れる個体はどれもサイズが小さい。ネズッポ科魚類を同定するには前鰓蓋骨棘を調べるの事が重要となる。個体が小さいので顕微鏡を持たない我が家での同定は当然困難となる。という事で昔からネズッポ科魚類の同定は苦手であり、魚を見ただけで同定を諦めてきた。今回捕れたこの個体はいつも捕れる種とは見た目で違った。雌雄の違いかもしれないと思ったが前鰓蓋骨が長く大きい。これだったら同定できるかなと思い持ち帰る。検索図鑑で調べると前鰓蓋骨が槍状で長いのはヤリヌメリとヨメゴチのみであった。そして同定結果はヨメゴチとなった。だが自信はない。展鰭し写真撮影するが体形が縦扁なので側面からの撮影は困難で、益々苦手意識が強くなる。ネズッポ科魚類で初記録種や未記載種を手にしたとしても恐らく自分では気付かないだろうと思う。
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