お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

素潜り採集

2008年10月04日 | 定置網

 明日は息子の小学校の運動会という事で、今日は午後からその準備の予定であった。ところが午後は雨の予報という事で急遽午前中に準備が行なわれた。その為、午後は突然予定が空いてしまう。という事で最近時間が無く行なえなかった素潜り採集に行く。あまり期待せずに行くが、久しぶりという事で何に出会えるかワクワクしながら魚を探す。ところが目新しい魚がいない。やはり今年は魚種が極端に少ないように感じる。そんな中見つけたのがモンガラカワハギ科の幼魚達。一番目立っているクラカケモンガラを先ず採集する。その後もキヘリかゴマ?の幼魚を採集。ツマジロは大きすぎるので諦めた。その後も探すが見つからない。するとハコフグかウミスズメのような魚を見つけ、覗きに行くと突然体色が真っ白に変わる。コクテンフグであった。この海域でコクテンフグを見たことが無く、定置網で捕れた事もない。これは採集しないとと思い。一気に潜り網で掬うと網には入ったものの、タモ網の縁が折れてしまい逃げられてしまう。ここは大きな岩がごろごろしてその下に逃げられ見失ってしまった。あんなに動きの鈍い魚を逃してショックである。結局久しぶりの素潜り採集ではあったが簡単に採集できるモンガラカワハギ科の幼魚のみしか捕ることができなかった。家に帰りコクテンフグを調べると分布域が琉球列島以南となっている。改めて逃した事にショックを受けてしまう。
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