今日は水揚げ作業中、他所の定置網の人が「この魚何?」と持ってきた。見てみると ニジョウサバのようであった。ニジョウサバは分布域が沖縄以南となっている魚ではあるが、昨年初めてうちの定置網で獲れ(ブログ、2007 8.27)、それから他所の定置網でも獲れて水揚げされているところを何度か見てきた。だが、みんな全長が50センチ程ある成魚ばかりであった。ところが今回見せて頂いたニジョウサバは全長が30センチに満たない若魚である。個体が小さい為か、腹部の方の側線が肉眼では見え難く、現場では確証が得られないが、小離鰭が確認できるので間違いないと確信する。標本用には適したサイズなのでお願いして頂く。今までは成魚ばかりであったが、今回のように若魚や更には幼魚などが獲れるようになってくれば、漁獲量が増えてきそうである。だが、まだ食べた事はないが身が柔らかく美味しい魚とは言えないようである。
今日は水揚げ作業中、他所の定置網の人が「この魚何?」と持ってきた。見てみると ニジョウサバのようであった。ニジョウサバは分布域が沖縄以南となっている魚ではあるが、昨年初めてうちの定置網で獲れ(ブログ、2007 8.27)、それから他所の定置網でも獲れて水揚げされているところを何度か見てきた。だが、みんな全長が50センチ程ある成魚ばかりであった。ところが今回見せて頂いたニジョウサバは全長が30センチに満たない若魚である。個体が小さい為か、腹部の方の側線が肉眼では見え難く、現場では確証が得られないが、小離鰭が確認できるので間違いないと確信する。標本用には適したサイズなのでお願いして頂く。今までは成魚ばかりであったが、今回のように若魚や更には幼魚などが獲れるようになってくれば、漁獲量が増えてきそうである。だが、まだ食べた事はないが身が柔らかく美味しい魚とは言えないようである。
今日の仕事は午前中で終わり。午後から素潜り採集に行く。前回逃したコクテンフグが気になり、同じ場所へ行く。あれから二週間が経過しているが、ひょっとしてまだ同じ場所にいるのではという考えもあるので、後悔しない為にも探してみる。逃した場所を中心にじっくりと広い範囲探すが見つからなかった。コクテンフグは諦めて別の獲物を探す。だがこれといった魚が見つからず、以前から採集できないでいるスズメダイの仲間にチャレンジする。スズメダイの仲間で採集しようとすると直ぐに大きな石の下に逃げてしまう種がいて、これらにチャレンジするが結局はいつものように逃げられてしまう。その後、まだ採集していないベラの仲間を見つけたので目標を切り替える。ベラ類を集める為に近くにいたウニを割っておびき寄せる。するとウニを食べにベラ類に混じって石の下から逃げられていたスズメダイの仲間が出てきてあっさりと採集できてしまう。この方法でスズメダイの仲間を2種採集する。そのほかベラにチョウチョウウオ類を採集して終了。スズメダイの仲間は苦手でその場では種が分からず持ち帰り同定するとハクセンスズメダイとセダカスズメダイとなった。普通種のようではあるが標本を調べることができ、名前が分かっただけでも良かった。