お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

2日続けての初入網 ベニカエルアンコウ

2009年04月25日 | 定置網

 今日は定置網で漁獲中にカエルアンコウの幼魚を見つける。が見失ってしまう。これからの時期カエルアンコウの幼魚はよく獲れるので、それほど気にはしていなかった。帰港後、一応選別作業中に探し、見つけ出す。手に取ると普通のカエルアンコウとは感じが違うので魚ボラの標本用に確保する。持ち帰り検索図鑑で調べるとベニカエルアンコウであった。ベニカエルアンコウは昨年自ら素潜り採集で標本を確保している(ブログ2008 6.15)。ところが定置網では今までに獲れた事がなく、体長4センチ程の幼魚ではあるが今回が初入網となる。ただのカエルアンコウの幼魚だろうと見捨てなくて良かった。カエルアンコウの仲間は種が多いが標本用に確保している種はまだ少ない。これから獲れ出すカエルアンコウの幼魚を全て調べれば案外と違う種も見つかるのではないかと今から期待してしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スジコバン

2009年04月25日 | 定置網


 今日は定置網でウミスズメを見つけたので掬うとスジコバンの幼魚が吸着していた。実は今月の半ば、たまたまウミスズメを掬ったらスジコバンの幼魚が吸着していた。スジコバンはうちの定置網では捕れた事がなく初入網であった。という事で魚ボラ用の標本も未だ確保していない。ところが丁度かごしま水族館から小さなコバンザメ類の注文を受けていた。最近かごしま水族館には個人的に大変にお世話になっていたので、また捕れるだろうという事でこの個体は水族館行とした。そして今日またウミスズメを発見し、見るとスジコバンの幼魚が着いていたので掬い上げ確保する。今回の個体は前回の個体よりかなり小さい。たまたま水族館の職員がこの期間内に県内でスジコバンを採集したが死んでしまったので、魚ボラの標本用に確保してくれたそうなので、今回も水族館に連絡する。すると個体が小さ過ぎるので今回は遠慮するとの事。という事で今回の個体は魚ボラ行となる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする