お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

セダカ?ダイミョウサギ

2009年09月14日 | 定置網

最近は定置網でクロサギがよく獲れている。今日はたくさん獲れるクロサギの中に黄色い腹鰭が目立つ個体が少し混ざっているのを確認する。取り上げ背鰭棘を数えると10棘である。セダカダイミョウサギであろうか。昨年、初めてうちの定置網で確認(ブログ 2008 11.27)し、魚ボラに持ち込むとセダカダイミョウサギと同定された。自分ではダイミョウサギと思っていたが、鹿児島には分布しないという事でセダカダイミョウサギとなった。昨年の個体は体長が10センチに満たない小さな個体であったが、今回は13センチ程ある。昨年の個体は成長するに従い体高が高くなり、ずんぐりした体形になるのかと思っていたが、今回の個体を見るとそうでもない。普通のクロサギは背鰭が9棘であるが、検索図鑑には稀に10棘となっている。となると普通のクロサギなのだろうか。だがクロサギとこの個体を並べて見比べると検索図鑑のように尾鰭の切れ込みの感じが違うし、体高も何となく違う。まだこの先も獲れそうなので標本を集めて調べてもらわねば。
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