今日は市場を散策していると、活魚槽でイシガキダイとイシダイの交雑種を見つける。数年前にこの若魚が同じく活魚で水揚げされていて、ブログで紹介したと思う。今回はその成魚である。この交雑種をキンダイと呼ぶ事がある。近畿大学が試験でイシガキダイとイシダイの人工交雑に成功し、その交雑種を大学の名を取り、キンダイと呼ばれる。厄介だがこの人工交雑種は放流までされているようだ。イシガキダイとイシダイの交雑種は天然交雑も確認されているので何とも言えないが、人工交雑種が放流されているとなればこの個体が天然交雑種であると断言はできない。魚ボラ用に確保しようか迷うが、このサイズであれば高値であるので諦める。この個体は成魚であるが、イシガキダイ・イシダイは老成魚になるとこの体側の模様が消えてしまう。だが、口の周りがイシガキダイでは白くなり、イシダイでは黒くなり、それぞれクチジロ、クチグロと呼ばれる。この交雑種は老成魚になると口周りはどのようになるのだろうか。それを考えるとこの個体は生きているので、水族館で長期飼育してもらえれば答えが出たのかなと思うところである。
今日は市場を散策していると、活魚槽でイシガキダイとイシダイの交雑種を見つける。数年前にこの若魚が同じく活魚で水揚げされていて、ブログで紹介したと思う。今回はその成魚である。この交雑種をキンダイと呼ぶ事がある。近畿大学が試験でイシガキダイとイシダイの人工交雑に成功し、その交雑種を大学の名を取り、キンダイと呼ばれる。厄介だがこの人工交雑種は放流までされているようだ。イシガキダイとイシダイの交雑種は天然交雑も確認されているので何とも言えないが、人工交雑種が放流されているとなればこの個体が天然交雑種であると断言はできない。魚ボラ用に確保しようか迷うが、このサイズであれば高値であるので諦める。この個体は成魚であるが、イシガキダイ・イシダイは老成魚になるとこの体側の模様が消えてしまう。だが、口の周りがイシガキダイでは白くなり、イシダイでは黒くなり、それぞれクチジロ、クチグロと呼ばれる。この交雑種は老成魚になると口周りはどのようになるのだろうか。それを考えるとこの個体は生きているので、水族館で長期飼育してもらえれば答えが出たのかなと思うところである。