お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

珍しい大きめのトビウオ幼魚

2015年07月15日 | 定置網
 今日は定置網漁を操業していると、水面を数種のトビウオ類の幼魚がたくさん泳いでいるのが目につく。今の時期トビウオ類の幼魚は定置網によく入る。だが、今日はいつもとは様子が違う。この数種いると思われるトビウオ類幼魚の殆どがいつもとは違いサイズが大きい。これは全て標本用に確保したいと思い、タモ網を準備する。だが、網を絞って行くに従い、網の中に大きなキハダが泳いでいるのがわかる。大きなキハダは高値なので逃がす訳にはいかない。そんな状況の中でトビウオ類の幼魚を確保しようとタモ網を持つ訳にはいかず、仕事優先なので先ずはキハダを取り揚げる事に専念する。結局、キハダは無事に揚げたものの、その後トビウオ類の幼魚は1個体しか見つける事ができない。トビウオ類の幼魚を調べる上では貴重な標本がたくさんいた訳だが、運悪く確保できなく残念である。今後、同じサイズの幼魚が網に入ってくれるだろうか。

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