お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

謎なウミヒゴイ属

2018年11月05日 | 市場
 今日は水揚げを終えてから市場内を散策するとウミヒゴイ属の魚が目に付く。顎鬚は白く、尾柄部に黒斑もないのでミナベヒメジだろうかと思う。だが、ミナベヒメジは吻端から尾柄にかけて3本の褐色縦帯があるが、それが確認できない。また、体色も体側の中央から背にかけては赤く、腹部の方はピンク色である。結局、ハッキリと種を特定できない。標本用に確保し、調べてもらいたいが、既にこの個体の入札は終わっており確保はできず、もやもやした状態で終了。ウミヒゴイ属の魚は漁獲後の締め方や氷の効き方などで体色は様々に変化する。この個体もそのような事を考慮するとミナベヒメジになるのだろうと自分で勝手に納得させる事にする。
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