お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

スミツキザメ

2008年03月17日 | 市場

 今日はこの近辺の定置網ではスミツキザメが大漁で市場はサメだらけとなる。うちの定置網でもサメばかりでほかの魚が殆どいなく、オキヒイラギが群れで一塊獲れただけである。定置網の中は想像では、狭い生簀でたくさんのサメを飼っているような状況で、単独の魚は全て食べられてしまい、オキヒイラギのみ塊となって餌となるのを凌いだのではないだろうか。メジロザメ属の仲間は種の同定が難しく、中にはレントゲンで脊椎骨を見ないと分からない種もいるらしいのだが、このスミツキザメは第二背鰭の先端のみが黒く、吻が短いので少しかわいい顔つきをしているので比較的分かりやすい。水族館からメジロザメの仲間の注文を受ける時にスミツキザメを除いてとよく言われる。大型のサメが泳ぐ姿は迫力があり水族館では人気がある。だがこのスミツキザメは小型種で成長しても1メートル程にしかならなく、水族館側からは遠慮されてしまう。かわいい顔つきではあるが小型種でもたくさん泳がせれば迫力あると思うのだけど、どうだろうか?
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