お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ヒメタカサゴ

2008年03月14日 | 定置網

 今日は定置網でタカサゴの幼魚と思われる個体を見つけ取り上げる。見ると尾鰭の両葉の先端が黒くない。そういえば体も細い。ひょっとしてと思い持ち帰る。同定するとヒメタカサゴであった。ヒメタカサゴは初入網ではないのだが今まで気付いていなかった。魚ボラの登録標本の中にヒメタカサゴがあるのだが採集者が自分となっていた。恐らく自分ではタカサゴかニセタカサゴの幼魚と思って持ち込んだものと思われる。当然自分では写真に収めていなく自分用の写真を撮る為探していた。この手の魚はたくさん捕れるので魚を知ればすぐに見つかると思っていたのだが、それからは確認できないでいた。鰭立てして写真を撮る。その後撮影機材を片付け、撮った写真をパソコンで確認する。するとヒメタカサゴの背鰭は1基なのだが2基に見える。展鰭した時にこれまた気付かなく背鰭棘の後方の数棘を立てていなかった。すでにホルマリンで固定してしまっているので無理かなと思うが、再度展鰭しまた撮影の準備をする。2棘くらいは立ったが最後の棘が立たなく、再び撮影するものの結局は背鰭が2基に見えてしまう写真となってしまった。再度挑戦ということで諦める。展鰭に失敗した個体ではあるが一応魚ボラ用の標本用に冷凍保存する。だが魚ボラのメンバーに文句を言われそうである。
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