お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

マンタになれなかったマダラトビエイ

2013年11月07日 | 定置網









 今日は定置網で小さなマダラトビエイが獲れる。いつもなら直ぐに逃がすのだが、パッと見た感じ何かが違う。忙しいので取りあえず活かして持ち帰る。水揚げが終わり、ゆっくりとそのマダラトビエイを見ると、イトマキエイのように眼下の両側に分離した頭鰭が確認できる。さらに観察していると泳いでいる時にその頭鰭も動かして旋回する時などに使っているように見える。このようなマダラトビエイは今まで見たことないが、だからと言って新種とは思えず、むしろ奇形ではないかと疑う。標本用に確保するか水族館に連絡するか迷うが、生きている事や頭鰭を使って泳ぐ所も解明したいのでかごしま水族館に連絡し、引き取ってもらう。
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2 コメント

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Unknown (黒木健介)
2020-04-01 17:02:58
ご無沙汰しております。とても興味深い個体ですね。もう引き取ってもらったのですか?
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Unknown (わかしお)
2020-04-03 23:26:43
黒木君、いつもコメントありがとうございます♬

この個体面白いでしょ‼
自分でも驚きました。
一応、生きていたのでかごしま水族館に連絡して引き取ってもらいましたが、展示される前に死んでしまったようです。
泳いでいる時にイトマキエイの様にこの頭鰭?を使って旋回していたので、その様子を水族館でも見てみたかったです。
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