8月18日 東鳴子温泉を後にしてR457、R398経由で築館インターへ。
どうも国道47号線のチンタラが嫌で、古川へ出なかった。
東北道水沢インターで下りR397経由大船渡から三陸町へ。
レースのように波打った手摺。
宅地だった場所は一面の原っぱ。
ところどころ土台だけが顔をのぞかせていた。
大船渡に出る少し手前にある「長安寺」という古刹へ寄ってみた。
天台宗から真宗大谷派へと改宗されている。
写真の山門は1798年に竣工したが、ご禁制のケヤキを許可なく使用した事で、
仙台藩主伊達公の工事中止の命令を受けた未完成の門らしい。
階段があり上に上って行く事が出来る楼門だ。
この寺の諸堂は全て気仙大工など匠の技術によるらしい。
本堂にお参りする老夫婦と話す。
津波で何もかもなくされた。
経営していた会社も。
30数年前、思い煩う事があり、ここへ来てお参りしたら悩み事は解決し、それ以来
月に1度ぐらいはお参りされているという。
幸い身内に犠牲者はいなくて、生きていれば明日があると、穏やかに話された。
この先も健やかに・・・と、心で祈りながら別れた。
今宵の宿は休暇村宮古。
全国にある休暇村だが、宿泊するのは初めてで興味深深。
和室もあるが私たちはこんな洋室が好き。
広々したツインで、海に面しているが立ち木にさえぎられ海は見えない。
何故かこの部屋の写真しか撮っていなかった。
バイキングの食事も写していない。
なので、同じような写真をもう1枚。
バス・ウォシュレットのトイレ・電気ポットに空の冷蔵庫・・・必要なモノは全て揃っていて
快適だった・・・と、言いたいところだが暑い。
節電で空調の温度が固定されている。
部屋にはうちわが置かれていたが、これでは・・・。
夜、さぞ寝苦しいだろうと思ったが、疲れていたのかす~っと眠りについた。
夕食後ロビーで姉ケ崎の自然を案内する「ふれあいプログラム」があり、翌朝の
「朝のお散歩会」の予習のような内容だった。
翌朝「朝のお散歩会」に参加(無料)。
休暇村が建つ園地に遊歩道が設けられ、そこを1時間程説明を聞きながら歩いた。
参加者は案外少ない。
ほととぎすがアチコチに咲いていた。
花イカダが実をつけている。
笠が開く前のタマゴタケ。
ミニトマトのようだった。
羽根が散らばっている。
猛禽類の食事の後らしい。
奥に見えるのが姉ケ崎。
休暇村を取り囲むように遊歩道がめぐらされ、案内板も完備されているので勝手に
歩けるが、やはり説明を聞きながら歩いた方が楽しい。
この「お散歩会」は、翌日で終了してしまい、いつでも開催されている訳ではない。
広大な芝生園地が広がり、休暇村の建物が見えてきた。
戻って朝食をとることに。
初めての休暇村だったが設備は整い、お散歩会を案内してくれたガイドさんは
環境省から派遣された学生さん・・・と、民間では出来ないサービスもあり、
食事や温泉にこだわらなければ快適に泊まれる。
と、いう事でポイントがたまる「Qカード」に入会。