10月6日は、北の政所ねね様の命日で、毎年この日に
京都高台寺にて「北政所茶会」が開催される。
お茶会の参加費は10000円らしいが、私はカード会社の招待券が当り無料。
ただし、本堂で行われる「太夫茶席」のみの参加。
お茶席、どうでもいいんだけど、9:30~の太夫道中が見たかった。
9:30太夫の一行が、お出ましに。
右は振袖太夫(太夫の見習い中)、左は司太夫。
頭の重さは3キロあるという。
振袖太夫のかんざしは華やか。
禿(かむろ)の先導、男衆は傘を差しかけ、本堂までの道中。
振袖太夫の着物、打ち掛けは振袖。
一行はめったに使われない勅使門から本堂に入る。
片方で2キロの重さがある三つ足という下駄。
独特な内八文字という歩き方。
その足の運びを写したかったが、これは難しい。
司太夫さんの髪型はかご島田。
少々、歳はとっておられるが、総重量30キロもの衣装を身につけ
堂々と進まれる司太夫さんに、プロの姿を見る。
司太夫さんは、この島原の太夫文化を発信しようとブログを書いておられる。
ほんの少し色づきが始まった紅葉。
本堂には、すでに多くの観客が集まっていた。
ほとんどが着物姿の女性達。
一番偉いお坊さんが席につき、献茶のお手前が始まる。
献茶の後、我々一般客にも茶がふるまわれるのだろうが、
あまりにも多くの人、順番はいつになるか分からない。
太夫の姿を拝見して私は高台寺を後にした。