串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

葛井寺のふじ

2011年05月10日 | 

 西国5番札所の葛井寺。

お寺の最寄り駅藤井寺は、我が家から電車では3駅ほど。
駅前から商店街を通り、歩く事5分ほどで到着。

 境内は抜け道になっているようで、参拝客以外にも人の出入りが多い。

 マンションの前の通りは商店街。

商店街の中にある葛井寺。

 藤と呼ぶ、この薄紫色の花の別名称は「野田藤」。

植物学者の牧野富太郎が命名した「野田藤」は、大阪市福島区野田
が発祥の地だと、初めて知りました。

 

この白いふじが真っ盛り。

 

 強い香りに誘われて、お馴染みのぶんぶん丸が飛び回る。

大きな体で、飛んでいる羽音も大きいが温厚な蜂で、人に興味を示す事はないらしく
スズメバチと違い、近寄っても心配のない蜂です。

よりりんさんも書いておられたが、白いふじも白一色ではなく、淡い色が混じる。

 

 

少し行くのが遅かったようで、すでに散ってしまった藤もあった。

この藤井寺の商店街が、なかなかおもしろい。

今は珍しくなった、鰹節を削って売る店を見つけた。
冷蔵庫で眠っている「宗田節」の本節を、ここで削ってもらう事にしよう。

 


當麻寺(西南院)

2011年05月07日 | 

當麻寺の境内に入り、一番手前の中之坊、次に位置する護念院と見て来て、
ちょっと疲れたなぁ、もう見るのはやめようかなぁ・・・と、思ったが、
呼び込みにつられて西南院へ。

「ハンカチの木」に花が咲いてますよ~。
「しゃくやく」も咲いてますぅ・・・と、お寺で呼び込み・・・?

ここに入る人は少ない。
花の寺と知っている人は、拝観料300円を支払い、嬉しそうに門の中へ・・・。

しかし、多くのぼたん目当てに来た人は、中之坊や護念院で済ましてしまい、
「又、お金要るみたいやな、ほんなら、もう、ええわ・・・。」と、パスしてしまうんだろう。

私も、中之坊で500円、護念院で300円と拝観料を支払い、又300円。

本堂や諸堂を拝観するには、別に500円必要。
奥の院へ行けば、又、ここでもいくらか要る。

當麻寺の境内、全部見て回るには2000円以上必要。

割引のあるセット料金のような設定はないのかしら?

信仰心の少ない、ない私、いまだ本堂にお参りした事がない。
罰あたりだ。

 

珍しいハンカチの木の花。

オスの花筏(はないかだ)。

葉の上に小さな花が咲く。

メスの花筏の花は、もっと小さい。

小高い「みはらし台」に登ると、東西の塔が一望に。

手前の木々はもみじ。

紅葉の頃は、さぞ美しいだろう。

池に塔が写り込む。

しゃくやくも多く、丁度見頃。

ぶんぶん丸も忙しそう。

 

 

 

 

ハエ・・・か?

もちろん、ぼたんも満開。

 

ぼたんもこの西南院のが一番良かった。

今度、當麻寺に来る時は、まず、この西南院から見て、本堂を拝観しよう。

奥の院はパスしました。
以上、ぼたんの當麻寺でした。


當麻寺(護念院)

2011年05月07日 | 

 

↑2枚、千佛院にて。 

 

お抹茶の菓子は、姫餅。

 ぼたんが咲く頃だけ店がオープンする姫餅の春陽堂。

双塔園という庭園からは、国宝の東西の塔が望まれる。

こちらは東塔。

 

 

 

 


當麻寺(中之坊庭園)

2011年05月06日 | 

近鉄当麻寺駅から當麻寺まで700m。

参道沿いには大きな旧家が並び、玄関先にはその家自慢の花木の鉢が並べられている。

国宝の本堂。

まず、中之坊庭園へ。

ぶんぶん丸(くまばち・・・?)が頭の上を飛び回る。

すばしこくて、じっとしていない。

今年は開花が少し遅れたらしいが、今、まさに見頃。

白藤は終わりかけ。

珍しいクロロウバイ。

これは実・・・?

 

 

 


大洲にて

2011年05月04日 | 旅-中国・四国

 大洲インターで降り、大洲市内を目指すが、その前にちょっと寄り道をして
肱川沿いに広がる菜の花畑へ。

肱川沿いに大きく2つのブロックがあるが、こちらは、畑の前河川敷

向こうに見える橋は、畑の前橋

 菜種油を絞るためだろうか?

遠くにもう一方の五郎河川敷が眺められたが、見学はこちらだけ。

大洲に着き、丸亀へ向かうダンナとは別れ、私は大洲市内観光へ。

まずは、おはなはん通り

水路を掃除しておられる。

大洲の観光を終えて感じたのは、町の人が優しい。

そして、みんなで大洲を盛り上げていこうとがんばっておられる。

 おはなはんの実際の故郷は徳島市らしいが、撮影は古い町並みを残す
この大洲で行われた。

おはなはんは高視聴率をはじき出し、徳島市が悔しがったとか・・・。

懐かしい朝ドラ「おなははん」が放送されたのは45年前。

ふ~、半世紀になろうとしている。

この男優高橋幸治さん、今はどうしておられるんだろう?
寡黙でニヒル・・・、山崎努さんと共に、私が好きな俳優さん。

 

霧で有名な肱川へ出ると、桜に包まれる大洲城が望めた。

立派な護岸に驚く。

伊予の青石だろうか?



ここも桜が満開だった。

 大洲城は後にして、臥龍山荘に行く。

大洲へ来たなら絶対はずせない名所だろう。

清流肱川河畔でも最も優れたこの景勝地に初めて庭園を作ったのは、
文禄の頃、藤堂高虎の家臣渡辺勘兵衛。

その後、第3代大洲藩主加藤泰恒公が吉野の桜や龍田の楓を移植して庭園を充実。

幕末まで歴代藩主の別荘のようなものであったが、補修もされず荒れていたものを
明治の貿易商河内寅次郎が、明治30年に買取り、構想10年、工期4年の歳月をかけ修復。

 3000坪の敷地内に建物は3棟あり、なかでも臥龍院は、桂離宮や修学院離宮などを
参考にし、大洲や京都の名工によって施工された。

建物の内部は写真撮影禁止。

玄関から「清吹の間」にあがり、あまりの涼しさに驚いた。
涼しいを通り越して、吹く風が冷たかった。

それもそのはず、夏涼やかに・・・と、作られた部屋で、高い天井、床は籐敷き、
肱川からの風が部屋を通り抜ける。

 臥龍淵を眼下に望む不老庵。

この建物には、生きた槙が捨て柱として使われている。



不老庵から眺める肱川の流れ。

 神戸の庭師植徳が10年がかりで作った庭園に置かれている庭石。

手前は臼石というらしい。

贅を凝らした建物と庭園だったが、なんとなく印象が薄い。
パンフを見て、「あぁ、そうだった・・・。」と、思い出す。

室内の写真は、どうして禁止なんだろう?

三脚やフラッシュを使わなければ、写真を撮ってもいいような気がするが・・・。

だらだら歩いて ポコペン横丁という所にやって来た。

昭和30年代の空間を演出しているらしい。

なんだったけ、この自動車?

 

明治34年竣工した元大洲商業銀行が赤レンガ館として活用されている。

1階では大洲の特産品や手作り雑貨などが販売されていて、大洲の土産物を
買うには便利。