日本橋高島屋で開催されている、安野光雅の「御所の花」展に行ってみました。
先日、オープニングには天皇・皇后陛下もご覧になったと報道されていたが、御所に咲く季節の花々をスケッチされた画に大変興味を持ち、その画風と作品への出会いを楽しみにしていた。
会場に着くと既に多くの人が詰めかけていて展示画の前は近づけない程の混みようでした。
案内によると、御所に1年以上通いながら四季の花々を描かれたそうで、春のヤマボウシ・レンゲソウ、夏のユウスゲ、秋のヒツジグサ・ノコンギク、冬のイイギリなど約130点が展示されていました。
植物画と言えば、どうしても花瓶に挿したり、写真から描くことが多いが、今回の作品をみると全てが、一輪二輪の花ではなく風景の中に咲いている構図の写生画で、どれほど時間がかかり苦労が多かったのではと思っていた。
ボタニカルアートのように花びらや葉の描写は繊細ではないが、自然の中の草花として水彩画の魅力がたっぷりでした。
展示会場の外でもグッズ売り場には、多くの作品が展示されており即売されているようでしたね・・・・
会場内の写真撮影は禁じられていたので、気に入った絵葉書を買い求め、一部を紹介します。
展示会場を後にして屋上へ出てみると、噴水やカフェには人影も少なく、一角にある七角堂の七福神に参拝したが、隠れたパワースポットのようですね
高島屋館は国の重要文化財ともなっており、創建80年を迎える歴史的建造物となっており、東京にも数ある歴史的建造物の中でも最もお気に入りのスポットです。
これまでもこの重厚な雰囲気や赤いテントが描きたい気持ちに刺激を与えてくれますね
特に、正面玄関のアーチ型窓や張り出しの欄模様も素晴らしい・・・
また、正面玄関で客を迎えるエンジェル像も作者は不明ですが実に可愛いですね。
正面玄関の鉄扉の模様も雷文模様が入った重厚なもので素晴らしいが、余り気に留めないで通り過ぎることが多い。
ウインドウを飾る赤いカバーも高島屋館に彩りを添えるもので、魅力を感じています。
高島屋館を一回りして改めてその魅力に魅かれていました。