相模の国の歴史ある神社として初詣などで大変な人気スポットである寒川神社の流鏑馬神事を観に、ジョギングで出かけてきました。
今年は、有名な鎌倉八幡宮の流鏑馬が台風のため中止になっていたので、急遽寒川神社の流鏑馬に行ってみましたが、毎年例祭の前日に天下泰平と五穀豊穣を祈念して行われる伝統の行事となっています。
境内に到着して間もなく神事が始まりましたが、神事の全てが場内放送で説明があります。
射手や神職が社務所から神殿へと向かい、「出陣式」と「願文奏上の儀」が行われ、鏑矢を神前に奉献されます。
神門の前では、6頭の馬が馬洗所から戻り出番を待っていました。
「天長地久の儀」が行われ、右回りと左回りの後、天と地に向けて弓を引き絞り天下泰平と五穀豊穣を祈ります。
その後、馬場では神職や射手、馬ならしが行われますが、狭い馬場には何時間も前から待っていたという観客が埋め尽くしており、的の近くには近寄れません・・・
馬ならしでは、順番に馬場をゆっくりと往復して足慣らしをします。
馬場ならしの後、射手が順番に「素馳」、「奉射」が行われ、猛スピードで目の前を駆け抜けて矢を放ちますが、的を得なくても、放送では「見事的中~」とアナウンスされますが、観客からは「あ~」とため息が出ていました。
馬場を離れて拝殿に参拝していたが、拝殿の前には方位を示す方位盤と渾天儀のオブジェがあり、さすが日本一の八方除けの神として信仰を集めている寒川神社ですね。
神門の前に鎮座する狛犬は、2M近くもある巨大なもので威圧感を感じますが、長年寒川神社の守護神としての貫録ですね。
神社を後にして、茅ヶ崎の里山であり小出川の彼岸花の咲き具合を確認しながらのジョグでしたが、まだ咲き始めたばかりの1~2分咲きでした。