祐天寺から油面商店街通りを経て目黒通りへ出ると、元競馬場という交差点があり、元目黒競馬場があったところだそうで、トウルヌソルという牡馬の銅像があり、説明によると数々のダービー馬を残した血統馬だそうですね。
目黒不動への途中、「目黒のお酉さん」と言われる大鳥神社に立ち寄ってみると、日本武尊を祀る古社だそうで、目黒の総鎮守として親しまれ、この日も若い人達のグループが参拝されていましたね・・・
拝殿の横には、櫛塚が立てられており案内に寄ると、櫛は魔除けのご利益があり幸運を呼ぶそうで、ご利益にすがってきました。
狭い境内ですが、キリシタン灯籠やオオアカガシの樹など由緒ある記念碑もあり、酉の市が楽しみですね・・・
この日の目的スポットである目黒不動尊（瀧泉寺）は、期待以上に広い境内で大本堂や阿弥陀如来像など見どころが一杯で、パワーが境内に漲っていました。
本堂では、ひたすらお祈りされる参拝者が何人もおられ、本堂内は引き締まった雰囲気に包まれていました。
本堂の裏には、大日如来像が鎮座しており、ここでも本堂裏の階段で座禅を組んでお祈りされておられる姿を見ましたが、これ程深い信者を見ることはないのでは？と思うほどでした・・
本堂左手には、縁結びの愛染明王も鎮座しており、明王の周りを心静めてまわるとご利益があるそうです・・・
仁王門を入ったところには、水かけ不動明王が鎮座していますが、丁度子供連れの皆さんが楽しそうに水掛け合いをしており、ご利益が一杯あるのでは？
水かけ不動明王の後ろには、「独鈷の滝」や「龍の口」から神水が流れており、池の中には銭入れ桶があり、願掛けスポットが多いですね・・・
他にも、山手七福神の恵比寿神など見どころスポットが一杯でした・・・
仁王門では、階上には韋駄天が祀られているそうですが、残念ながら拝観することはできませんでした 
後ろ髪を引かれる思いで、不動を後にして大円寺へと向かうが、大円寺の手前には目黒川に架かる太鼓橋があり、橋上からの景観は絶景でした。
よく眺めると御茶ノ水の聖橋に似ていますね～スケッチポイントとしていつの日か描いてみたい誘惑にかられました。
太鼓橋から目黒雅叙園を右に見て激坂の行人坂を登って大円寺に着きますが、江戸三大火の行人坂火事の火元になったところだそうです。
山門を入ると、目に付くのは石仏群でその数の多さに驚きました。お釈迦様や五百羅漢、ｓ大日如来像、お地蔵様など数えきれない多さでした。
これらの石仏像は、大火で亡くなった人々を供養するために造られたそうです。
石仏群の中には、こんな鐘も見られました・・・
大円寺を出ると、勢至堂には目黒川架橋供養の勢至菩薩像を祀られており、行人坂の最も急な坂途上でした。
世田谷砧公園から駒沢公園、祐天寺を経て目黒不動などを巡る充実した歴史散歩でした。
