MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

気になるニホン語

2014年12月12日 | うんちく・小ネタ
最近、テレビを観ている時間が多くなっているが、我々シニア世代にとっては、テレビ番組の中で登場するアナウンサーや解説者、タレントの言葉遣いが非常に乱れているのが大変気になっている。


気になる言葉の例を上げれば切りがないが、その一例を揚げると
旅行番組などで出てくる女子タレントは、番組の始まりから終わりまで「すご~い・・・凄ーい・・・」の連発で、何回発するかカウンターで数えてみたくなるほどである。
他にも、「・・・・っぽい」、「・・・・させていただいて・・・」、「何と言うか?」、「・・・とか」、「・・・みたいな」、「・・・って凄くな~い」・・・などの曖昧言葉の連発である。

NHKの朝番組でも、アナウンサーや司会者などが、「●●させていただいて・・」を乱用しているのが、大変耳障りであり本人は丁寧語の積りだろうが、明らかに誤りであり、正しい使い方を局側も指導すべきではないだろうか?
「させる」と「いただく」を繋いだ言葉は、聞かされる側には非常に不快に聞こえてくるのである。
最近の若者言葉でもやたらと丁寧語、敬語が過剰に使用されているが、企業側もあまり言葉教育が為されていないようである。
我々、現役時代には新入社員教育で、接客や電話応対などに使用する言葉遣いについて厳しく教育していたものである。
今の若者が社会で一般に使われている造語などには、付いていけない。


また、報道番組で出演しているタレントが、専門外の話にコメントしているが、その殆どが「もしかして・・・」とか、「・・・・のようである」、「・・・という可能性もあるのでは?」、「多分・・・・ではないだろうか」 などしっかりとした裏付けも無いままに、曖昧コメントしているのが目立つのである。

曖昧な表現をせざるを得ない背景もあると思われるが、そんなコメントを求める側も反省して欲しいところである。

また、昨今のマスコミが使う日本語?にカタカナ語がやたらに多くなっているが、正確に意味が理解できないものが多いのだ。
代表的なものでは「オンデマンド」、「アジェンダ」、「コンセンサス」、「プロパガンダ」など多用されており、戸惑うことが多い。

これも敢えてぼかして曖昧に伝えたいのだろうか?


最近は、読書習慣も減少しておりインターネットやスマホでの情報入手が増えており、美しい伝統の日本語に触れる機会が減少していることが、最も影響しているようだ。
また、家庭での家族や学校での友達同士のコミュニケーションが充分でないことも言葉の乱れの大きな要因となっているようだ。

社会環境においても少子高齢化が進む中で、世代間のコミュニケーションが充分でないが、美しい日本語を守るためにも、多様な人間関係の中でコミュニケーションを行える環境を整えていかねばならない。


「いい言葉は、いい人間関係を造る」と言われるが、明るい社会の形成に欠かせない。

【添付花写真は、我が家付近の秋の花です。美しいですね~】
コメント
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