MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤澤浮世絵館~3D浮世絵・歌舞伎組上燈籠見学

2018年11月19日 | アート・文化
芸術の秋を迎えて藤澤浮世絵館の新しい企画展「歌舞伎組上燈籠」が始まり見学してきました。
今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、71点の名作が展示されていました。




東海道五十三次コーナーでは、歌川国貞の「役者見立東海道五十三駅」保土ヶ谷駅から大津までの名所人物絵と歌川周重の「大山詣役者揃」など作品28点が展示されており、各宿場駅の浮世絵の素晴らしい絵図が観られました。


各作品には、東海道の宿場や間の宿が描かれており、前景にはその土地に相応しい歌舞伎役者の登場人物が描かれています。

保土ヶ谷駅の新町橋を背景に、仮名手本忠臣蔵に登場する腰元おかるを描いた作品です。


平塚大磯間の化粧坂での曽我兄弟の仇討物語に登場する忠臣が描かれています。


三島宿での江戸三大美人のお仙です。


熱田神宮のお祭りの中で是清を演じている八代目市川団十郎が描かれています。


藤沢宿コーナーでは、「東海道~大山詣で」の光景を描いた9点が展示されています。


東海道五十三次を十枚続きで描かれた名所絵です。




大山詣で役者揃の岩井半四郎と市川左団次を描いた作品です。


歌舞伎役者に見立てられた若者が大山詣でへの旅たちの前に洗ごりをする「船弁慶」の絵図です。


江の島コーナーでは、「江の島・鎌倉、明治のイメージ」14点が展示されています。
江戸時代の浮世絵には、江の島や鎌倉が多く描かれていて明治時代に入っても人気を呼んでいたようです。


明治時代に描かれた八幡宮の鳥居角の絵図です。


企画展示コーナーでは、「歌舞伎組上燈籠の世界」として往時の歌舞伎の舞台の様子を切り出して組上げた作品38点が展示されています。

浮世絵は、平面だけではなく紙面を切り抜いて模型のように組み立てたもので、浮世絵の見方も身近に感じられる名作でした。





浮世絵と言う日本伝統の絵画も時代の変遷によって絵師の描いた作品を引き継いで現代風の水彩や油絵などへの興味が高まっていました。

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