湘南平(高麗山)のハイキングの後、平塚宿をぶら散歩していました。
大磯と平塚の市境の花水川を渡り旧東海道の江戸から7番目の平塚宿が約1.5キロの宿場街があったようで、名残の史跡が残されていました。
花水川の平塚側から高麗山を望む光景は、安藤広重が描いた浮世絵で有名ですが、橋の脇にはその絵が平成の一里塚として記念碑が残されています。
新東海道(1号線)との分れ道には、平塚宿京方見附跡の史跡が残されています。
平塚本宿の鎮守の春日神社の横には、平塚の名前の由来となった「平塚の塚」の緑地があり、併せて歌舞伎役者だった「鏡山お初」の墓が見られます。
緑地公園の横には、要法寺があり、七面大明神石塔や浄行菩薩像、七福神の毘沙門天像など珍しい石像が立ち歴史ある景観がみられます。
旧東海道にある消防署には、最近では珍しい火の見櫓が見られ、シャッターには広重の平塚絵が描かれています。
平塚宿の宿駅で人馬の継立や旅宿の手配を行った西組問屋場跡の石碑。
参勤交代の勅使や公家が休泊した本陣跡の石碑
現在はありませんが、高札場があった史跡
本陣の脇役となった脇本陣の史跡
平塚宿の江戸川の江戸見附跡で近くには、平塚七夕祭りで賑わう見附公園も見られます。
平塚宿の東側の問屋場の史跡
平塚宿は、藤沢宿と大磯宿の間にある宿場町ですが、地理的な位置から当時は藤沢宿と比較して余り賑わいが無かったようで、期待した大きな史跡は見られませんでしたが、当時の面影を偲びながらのお散歩でした。