浜離宮恩賜公園を見学の後、築地から勝鬨橋、隅田川テラス、聖路加ガーデンを散策してきました。
築地場外市場では、本市場が豊洲に移転してしまいましたが、今も人気スポットとなって賑わいが見られますね~
築地のパワースポットの波除神社では、今年も伝統の「つきじ獅子まつり」は中止となりましたが、災難除けや疫病除けのご利益ある神社として、境内には獅子殿の大獅子やお歯黒獅子の獅子頭が鎮座し、コロナウイルスを祓う御利益を祈願していました。
「厄除け天井獅子」
弁財天社の「お歯黒獅子」
本堂の周りには、狐様像や十二支の石碑、石塚が並びパワーが漂っています。
波除神社から隅田川に架かる勝鬨橋へ向かうと、昔は、「佃の渡し」や「月島の渡し」と共に、「かちどきの渡し」が築地と月島のを繋ぐ渡し場でしたが、ウオーターフロントの開発に伴い建造され、創建80年を迎えた国の重要文化財となっています。
その名前も日露戦争の勝利を記念して「勝ちどきの渡し」と名付けられ、「勝どき橋」の由来となっています。
勝鬨橋には、以前は都電が走り懐かしい想い出の橋ですが、現在は開かずの橋となっており、開閉部の中央の姿です。
隅田川左岸からも雄大な姿が見られます。
東京五輪に合わせて新しく出来た築地大橋も新しい歴史を創り出す橋で、その先に東京タワーも望めます。
築地大橋から隅田川テラスの先に望む勝鬨橋の景観は、アーチ式の双葉跳開橋で別格の景観が見られます。
勝鬨橋を戻り、隅田川右岸の隅田川テラス・聖路加ガーデンへ向かいます。
隅田川右岸のテラスに出るとレンガ壁の堤防と花壇やオブジェが並びジョギングやウオーキングの人気コースとなっており、これまでも幾度とジョグっていた想い出が蘇ってきました。
聖路加ガーデンへと向かうコースでは、川辺のコースの先には「リバシテイ21」の街並が見えて爽やか気分を味わうことが出来ました。
聖路加ガーデンの庭園には、アメリカ公使館跡の石標が外国人居留地であったこの地に残されています。
聖路加ガーデンの緑の小道は、建設大臣賞を受賞した緑爽やかな雰囲気で、築地界隈のシンボルであった聖路加国際病院の旧病院棟やチャペル塔が今も変わらぬ姿で輝いています。
聖路加国際病院・聖ルカ礼拝堂
高層ビルの病院棟の広場の一角に、元宣教師館であったトライスラー記念館がひっそりと佇み、明治時代初期の建築で、外部に柱や梁を表現したハーフテインバー風の意匠の特徴的なデザインで聖路加病院の歴史が刻まれた貴重な文化財となっています。
聖ルカ礼拝堂の近くには、カトリック築地教会があり、ギリシャ神殿を連想させる景観で都の最古の教会で厳かな雰囲気を感じられます。
門の中には、いつの時代のものでしょうか?貴重な鐘が保存されています。
聖路加ガーデンは、日本の近代文化や医学、学問の基礎を築いた私学発祥の地で、青山学院や立教大学などの記念碑が設置されています。
築地明石町周辺の歴史や新しい景観に感動したひと時でした。