コロナ禍の非常事態宣言も解除されて、久しぶりに東京の観光スポットである旧岩崎邸庭園を見学してきました。
旧岩崎邸庭園は、三菱財閥創業の岩崎家の本邸であった邸宅で創建125年を迎えた豪華な建築で、洋館・和館・撞球室の3棟が保存されており、特に洋館はジャコビアン様式と呼ばれる豪華な西洋風デザインの豪華な景観が見られ、スケッチのモチーフとしても素晴らしく建築や緑豊かな庭園を散策してきました。
メインの洋館は、英国のコンドルの設計によりルネッサンス風の窓や屋根のドーム、外壁など素晴らしい外観で魅せられていました。
2階のベランダには、イオニア式と言われる列柱が並び、天井や欄干などにも豪華な意匠が見られます。
階段にも、柱や手摺などにジャコビアン様式の素晴らしい意匠が見られます。
館内の創建時代の模型ですが、現在の景観と殆ど同じようです。
館内の撮影は、出来ませんでしたが、1階、2階には、豪華な客室やホール、集会場、大食堂など当時の豪華な姿が保存されていました。
洋館は、どの角度から見ても屋根や窓、ベランダのジャコビアン様式のデザインが当時のまま保存されているようです。
和館の庭からの景観ですが、書院造が基調の建築で当時の大広間だけが残されていました。
洋館の東側にある撞球室(ビリアード場)は、山小屋風の一風変わった建築で、内部には今もビリアード台が残されています。
庭園の外側には、袖塀と言われる石塀があり、三菱家の家紋?が刻まれた豪華な景観が見られ、文化財となっています。
旧岩崎邸庭園の周りには、正門から無縁坂と続く外壁では、石積みと赤レンガ壁が残されており、歴史を感じる景観が残されて庭園と合わせて見逃せない観光スポットとなっています。