先日、今年のサラリーマン川柳のベスト10が、第一生命保険会社から発表された。
毎年恒例になっている『サラ川』は、サラリーマン独特のセンスにより、不況や政治などの暗い世相を詠っており、哀愁あふれた素晴らしい作品が多く、欠かせない文化だと思っている。
サラ川ファンの一人として、毎年、「詠み人」となったり、「読み人」として100選から人気投票をして、自分の周りの情景と比べながら思わず苦笑して楽しんでいる。
今年も、百年に一度の経済不況などの世相を受けて、2万点以上の作品の応募があったそうである。
今年の作品には、当然のように景気低迷による世相や、政権交代による政治混迷などを皮肉ったものが多く、一句一句にはしっかりとキーワードが詠みこんであり、納得し共感を得るものが多い。
管理者が選んだ句も、ベスト10に入選したが、思いは同じということだろう
特に、今回は「仕分け人・・」とか「先を読め・・」などの混迷の社会情勢を表すキーワードが目立っており、サラリーマンの本音や悲喜劇を垣間みる思いがする。
世相や流行は当然ながら変化しているが、風刺の対象は「職場関係」・「家庭夫婦関係」・「生活」などが多く、思わず吹き出してしまう。
【センス+表現力⇒悲哀&笑い&嘆き】を見事に表わしており、感銘すら受けている。
昨今の政治情勢を見ながら、番外編として改めて自作の句を読みたい心境である。
『仕分け人 政治の世界を 仕分けしろ』・・・(コクミン)
『止められぬ 小党党首の 暴走ぶり』・・・・(コクミン)
国の安全より選挙優先ばかりの政治家に、サラ川の風刺を聞かせたい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます