春爛漫の暖かいハイキング日和となり、多摩よこやまの道から布田道の歴史の道を久しぶりにハイキングしてきました。
「多摩 よこやまの道」は、東西に連なる多摩丘陵の尾根筋の散歩道で、この日ははるひ野駅から唐木田駅近くの奈良原公園・鶴牧西公園までの約9kmのコースを巡ってきました。
はるひ野駅から尾根道のよこやまの道に入って間もなく「防人 見返りの峠」に着き、古代の国防警備のため、東国から南の国に向かう防人が故郷を見返っていた展望広場となっています。
稜線の尾根道の緑道を上り下りして、現在の鎌倉街道の谷を越えて、恵泉女学院大学前の桜通りでは、今年も満開の桜が咲き誇っていました。
桜通りから布田道と言われる小野路に入ると里山の風景が拡がる谷戸の道では、長閑な光景が見られます。
道に迷いながら道標を見つけて進むと、関所があった「関屋の切通し」があり、竹林に囲まれ赤土が固まった見応えある光景が現在も保存されており、幕末には近藤勇らが通った歴史の道となっています。
切通しを抜けて一本杉公園へ向かう古道には、古い石地像が立ち歴史の小道の雰囲気を感じされられました。
古道を抜けて一本杉公園に着くと、池の周りには桜が満開となって古民家の庭には珍しいコーチンやレグホンなどの鶏達が可愛い声を発して迎えてくれました。
一休みして西側の桜通りへ出ると、シンボルのコンクリート製の杉の木のモニュメントが設置されています。
桜通りでは、満開の桜と樹齢400年の巨木のスタジイの木が山のように聳えており、天然記念物の雄姿を見せています。
さらにアップダウンの奥州古道の先には、「奥州古道の石仏群」が設置されており、歴史の古道となっています。
古道から住宅街を抜けて国際ゴルフ倶楽部の脇道を過ぎてY字橋を渡り、多摩の桜公園の奈良原公園では、今年も公園の広場の両側に素晴らしい満開の桜並木が出来ていました。
鶴牧公園では、シンボルの丸い鶴牧山は富士見ポイントとなっていますが、富士山は見れませんでした。
鶴牧西公園では、多摩市の天然記念物となっている川井家のしだれ桜が満開となって滝のように流れる姿で咲き誇っています。
からきだの道の「百本しだれ桜」も色々なしだれ桜が形を競い合って花を咲かせています。
さらに多摩センター駅近くの乞田川のサクラも満開となって河川の散策路を覆うように枝を延ばして素晴らしい景観が見られました。
今年も桜咲く多摩市の桜色の雰囲気やよこやまの道の歴史の道の雰囲気を満喫した一日でした。
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