世田谷線に沿って閑静な住宅街を歩き、宮の坂駅近くの鬱蒼とした森林に囲まれた大きな赤鳥居の世田谷八幡宮に到着。
境内には立派な土俵が設けられており、土俵の周りには円形の階段状の観客席もあり、案内によると、秋には奉納相撲が行われるそうで、江戸時代からの伝統だそうで「せたがや百景」ともなっていました。
この日は参拝者もなく静かな佇まいでしたが、鎮座は900年を超す世田谷村の総鎮守となっており、厳粛な雰囲気を漂わせていました。
境内社には、弁天池の先に厳島神社があり小さな滝が流れる風雅なお宮さんですね。
宮の坂駅を経て豪徳寺へ向かう途中、世田谷城址公園に立ち寄ってみました。
世田谷城はどのようなお城だったのか不明ですが、空堀や土塁が残されており、石垣に囲まれて城跡が残されています。
紅葉は終わっていましたが、モミジやカエデの紅葉が楽しめる小さな公園です。
松並木参道を進み招き猫で有名な豪徳寺山門へ・・・・山門の前には井伊直弼墓の石碑が立ち、彦根藩主・井伊家の菩提樹となっています。
山門をくぐると左手に木製の三重塔が紅葉に囲まれ秋の陽を受けて美しい光景が見られました。
境内の彦根藩主 井伊家の広い墓所を巡ってみましたが、歴代の藩主の墓が並び余りの多さにどれが誰のお墓なのか判らないほどでしたが、大きさも形も異なっていました。
本殿前には、立派な青銅製の灯籠がありますが、その素晴らしい彫物に目を魅かれましたね。
社務所に立ち寄ると招き猫が招いてくれましたが、どんな福を呼んでくれるのか?結構高いですね!(^^)!
鐘楼の周りの銀杏の黄葉もまだ見頃となっていて秋の雰囲気を漂わせていました。
ボロ市から歴史遺産など世田谷の歴史の一端を覗きながらの半日散歩を楽しみ車中の人となりました。