保険代理店 店舗(イメージ)
このところ知らない人からの電話が多く掛かってくる。明らかな勧誘電話やそれとわかる押し売り的な電話番号は出ない対応もしている。
中には、幼児の学習資料の丁寧な説明もある。「こちらにはそんな子はいませんよ」丁重にお断りしたら「お孫さんに如何ですか」と執拗に勧める。孫には倅や嫁の教育方針がある。いくらジジといえどもこの方針に立ち入る余地はないことを心得ている。
そんな的外れの電話はともかく、中には「大きなお世話よ」と半分思いながら、先方の話に耳を貸す場合もある。
その内容は保険についての話である。〇〇保険代理店の者ですが老後の保険について、こんなのが、あんなのが、色々説明してくれる。2・3年前なら「あなたに心配して頂かなくても自分のことは自分でケアーしてます」と軽くお断りしてきたのだが。
しかし今、あと半年で保険の保証額が大幅に減少するという、年齢の曲がり角に差し掛かっている。
今は取り敢えず健康優良爺でも、いつなんどき病魔に襲われるかもしれない。襲われてもおかしくないお年頃なのである(笑)強気一点張りではやっていけない自覚がじわじわ迫ってくる。よ~し、ここで思い切って今の保証状況を見直してみよう。確認しておこう。それには営業マンの声に耳を傾け、安心を引き寄せよう。と素直になって、色んな話を聞いた。
あれこれ色々あったが、結論は、若い時に少し頑張って保険料を支払ってきた結果が、今になって大いに役立ち、補償額が多少目減りはするものの、バタバタもオタオタもすることなく、気軽に行けることが確認できた。若い時に入って、払い込みが終了した終身保険が、ずいぶん助けてくれている。
電話での勧誘話は、なんかしらうさん臭くてあまり本気になれなかったが、今回だけは真剣に向き合ったのがよかった。保険代理店さん有難うである。