正装の呼び出しも行事もいる伝統の相撲大会
手に汗にぎる熱戦を展開
天下御免 豊太閤官許 田浦相撲 (てんかごめん ほうたいこうかんきょ でんぼずもう)第432回相撲大会が、孫たちが通う小学校の特設土俵で行われた。
夜中から降り出した冷たい時雨は、朝になっても衰えを知らず。風も強くなってきた。それでも決行するという情報に、勇躍出かけることにした。
PTA役員になっている娘は、トン汁やおむすび、フライドポテトにフランクフルトなどの販売準備が忙しいらしく、9時には三男坊を預けに来た。ひとしきりお神楽の相手をしていざ出発。お兄ちゃん大好きのこの三男坊。兄ちゃん応援とあらば雨も風もめじゃぁない。
そんな思いはジジもババも変わりはない。予選を勝ち抜いた者だけが上がれる土俵上の晴れ姿。ましてや小学生としてこの土俵に上がるのはこれが最後となる。
降りしきる雨も、横殴りの風もなんのその。カメラを抱えてひたすら応援。1・2年の男女、3・4年の男女。そして5・6年の女子と進み、いよいよ5・6年生男子登場。
身じろぎもせず見守っていた三男坊、兄ちゃんを見つけると「ちひろー ちひろー」と大声を上げる。東西両応援団席からも黄色い大声援が贈られる。いざ立ち会い。
一進一退の熱戦。相手の反則によって二度も中断。三度目の正直、もうひと押し。同体かと思われたが、四本柱に陣取る審判員の手は無情にも相手方に上がった。
小学校最後の土俵での優勝はなかったが、1・2年の時の栄光は胸に残っているだろう。喜びも悲しみも味あわせてくれた小学校の土俵。民俗芸能保存会に感謝である。
このように、彼らの住む町には440年に及ぶ伝統ある田浦相撲をはじめ、お神楽や奴道中、獅子舞など沢山の保存会のある古き良き田舎町である。次男坊も三男坊も、そのような伝統を守るお年寄りに見守られ、地域に育てられる部分も少なくないだろう。
雨の上がった午後からは、中学生による、実際に横綱を付けた「横綱土俵入り」も披露され、やんやの喝采を浴びていた。冷たい時雨に見舞われたがとっても爽やかな一日となった。お隣ではあるがよそ様である。何のお手伝いも出来ないのがちょっとね。
何をしても小学校最後と言う特別な思いが込み上げて来るのでしょうね。
古き良き田舎町ならではの楽しみを大切にしたいですね。
運動神経の良い千陽クンですから皆さんの期待も大きいはず、応援に熱が入らないわけがありませんね。
横殴りの雨の中、トン汁で体を温めおにぎりを頬張る、これも思い出になりますね。
京大の山中教授のお話からして、失敗や負けをたくさん知るほうが人生多彩でよいのかもです。
とはいえ、勝たせてあげたかったですね。
多くの地域の目に見守られて育つ子供たちは幸せですね。子供たちは幸せですよね。
楽しみなお神楽継承者が出そうな気配も、3歳児の成長にも期待したいです。
勝っても負けても、いい思い出になったと思います。
地域のお年寄りの一生懸命な応援に助けられて成長しています。
それをじっくり分らせるのがジジの仕事かもしれません。
地域の力、有り難いです。
さぞかし気持ちよかったことでしょう。
勝たせてやりたかったですが、山中教授の言葉をしっかり耳に届けてやりますよ。
色んなところで地域の方々の恩恵を受けています。幸せな子どもたちです。
学校ではお神楽も忘れたかのように、兄ちゃんを追っかける三男坊。
地元の神楽後継者の一人になるのでしょうか。(笑)