探偵 藤森涼子の事件簿
「カッサンドラの嘲笑」姉の再婚する相手の男性について調べてほしい―と女は言った
何故ならわたしはカッサンドラ わたしにはわかるのよ
その予言?の通り 女の姉も再婚するはずだった相手の男も死んだ
涼子は ある言葉から 予言のカラクリに気付く
「ウンディーネの復讐」涼子の仲間の美紀が死んだと連絡が入る
しかし携帯持ち死んだのは別人だった
美紀はいらいされた事件を調べる為の仕事中 どうやら携帯を盗まれていたらしい
網をはりかかった相手は・・・
「バンシーの沈黙」髪の長い女性が訪れた後 死人が出ると言う
一人暮らしの老人の死 それは偶然か?
藤森涼子は 迷いながら探偵になり いたい恋もし いつしか―気が付けば―自分が所長に
女だけの探偵事務所 ネットでも依頼を受けております
私はもうこの藤森涼子モノは書かれないのか―と思っておりました
ずっと昔に赤井英和さんが主役をつとめてドラマ化された作品(こちらも新作が久しく書かれていないシリーズですが) のシリーズの中で藤森さん出てくるので 読むのが楽しみだったのです
著者の初期の頃の作品ですが
太田忠司さんはサイトを持っておられます
掲示板にも誠実なレスを下さいます
訪問者にまさに 扉を開いておられるのです
あなたは一人じゃない 僕がここにいるよ―と
それは作家としてだけでなく 一人の人間としても
藤森涼子探偵事務所「ノックは無用 このドアはあなたの為に開かれています」
それはそのまま太田忠司氏のサイトの心でもあるのです