ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

心の交流を感じながら…

2021-03-16 23:20:12 | 「育」業
これが、なんだか分かりますか?


鉛筆のような形をしているでしょう?
これは、紙粘土で鉛筆の形を作って色を塗り、そこにマグネットをくっ付けたもの。

小学2年生が作ったもの。
卒業する6年生のために、一生懸命作って、プレゼントしたものなのです。

それは、手紙の書かれた封筒に入っていました。


とても思いがこもっていて、かわいいですよね。
心の交流を感じます。
受け取った6年生たちは、かつて4年前、自分たちも作って6年生にプレゼントしたことがあったそうです。
そのことを思い出してか、みんなもらいながらにこにこしていました。
もらったものが、形が崩れていても、にこにこしながら…。

いいですよね、こういう光景…。

今、こういう現場で働いています。
あと半月の勤務ですが、ふれあえるのは、正味残り7日間となりました…。
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心に幸せをたくさん感じられる人に

2021-01-27 22:00:29 | 「育」業
 心に幸せをたくさん感じられる人に
            
ご卒業おめでとうございます!
皆さんには、これからの人生で、一人一人が幸せになってほしい、と強く願っています。
皆さんは、幸せとは、どんなことだと思いますか?
例えば、お金持ちになること?有名になること?
よく、ほかの人と比べて、自分が幸せでないと言う人がいます。
お金がある人と比べて、自分はないから不幸せ。
有名な人と比べて、有名でないから不幸せ。
自分は美男・美女じゃないから不幸せ。…などと。
でも、お金がなくても、有名でなくても、自分の生活の中で、ふっと「幸せだなあ。」と感じられる時があるのではないでしょうか。
例えば、何げない毎日の中でも、咲いている花がきれいだと気づいた時。
たくさんの友だちと楽しく語り合った時。
汗を流して遊んだ時。
自分がしなければならないことをがんばってやり遂げた時…など。
ほかの人と比べることなく、自分や自分のまわりにあるものや起こることをじっと見つめ、そこから見つけた何げないことに感動したり喜んだりできる。
そういう人の方が、「幸せだなあ」と思える瞬間を多く感じることでしょう。
幸せは、「自分が自分の心しだいで作れるもの」なのです。
皆さんには、幸せを見つけていける豊かな心を持って成長していってほしいと願っています。
幸せをいっぱい見つけることを祈っています!


…3学期のこの時期、かつて、卒業する子どもたちに向けたメッセージ文を書いてほしいとよく依頼されたものだ。
最も多く書いたのは、上に書いたような内容のことだった。

どの子にも幸せになってほしい、という願いがあったから。
今も、その気持ちは変わらない。

同様のことを、招かれた結婚式の祝辞でも言ってきた。
「幸せだなあ」と感じられるひとときをたくさん持てる人ほど、幸せなのだと思うのだ…。

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夏休みはまだ

2020-07-27 22:21:26 | 「育」業
埼玉のここでは、地域の防災有線放送が、適宜流れている。
住民の安全安心のための放送が毎日流れている。
今日も、14時30分を過ぎてから、教育委員会からのお知らせが流されていた。

私たち小学生の下校時刻となりました。
いつも見守りありがとうございます。
今日も、私たちが安全に帰れるように、見守りをお願いします。

教育委員会からと言いながら、放送は子どもの声だった。

そうかあ、今日もがんばっているなあと思った。
なぜか?
今日は月曜日。
そのうえ、7月下旬の27日だ。
本来なら、とっくに夏休みを迎えている時期ではないか。
しかし、感染症の拡大によって、今年前半は休校の日が多かった。
授業時数を確保するために、夏休みが短縮されている。
だから、まだ普通の授業日の毎日になっている。

4連休のあとだが、今朝もこの地域の子どもたちは、少し距離のある小学校へと歩いて行った。

きっと日本中で同様の光景が見られたことだろう。
感染症に加え、豪雨災害でもっと大変になっているところだってある。
でも、この大変を乗り越えた経験が、きっとこれから先の一人一人を強くしていくはず。
夏休みは短くなってしまうけれど、大変を乗り越えた先にきっとよいことがある。
未来を信じて生きていきましょう。
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子どもたちの現在と未来を守るためにも…

2020-05-07 22:01:22 | 「育」業
今朝、連休中にたまった可燃ごみの収集日だったために、収集場所にゴミ袋を持って出しに行って来た。
すると、少し離れたところに、久々の姿を見た。
ランドセルを背負った子どもたちが3,4人集まっていた。
そうか。久しぶりに学校がある日なのだ。

全国を対象に緊急事態宣言が出されていたが、継続の措置となった。
ただ、特別警戒の都道府県を除いては、各自治体の判断に任されるということになった。
学校の登校関係のこともその一つだ。

当地では、小中学校は、4月20日から5月6日まで一斉休校が続いていた。
今日、久しぶりに学校に行けるということをうれしく感じる子は多いことだろう。

しかし、残念なことに、ここでは、今日7日と明日8日に限っての学校再開なのである。
仕方のないことだとも考える。
今日と明日の2日間、学校に行くと、また来週から休校になる。
ただし、1人あたり週2回、2~3時間の分散登校を行うのだそうだ。
学習の機会が多少は確保されるけれども、特別な形での一部の学習にとどまることだろう。
まだまだ大変な状況が続く。

昨夜は、午後10時からのNHKスペシャル「わたしをあきらめない~5年1組の子どもたちと先生の1年~」を見た。
学級の一人一人の子どもに目を配り、励まし、育てていく先生と、子どもたちの変容を追った番組だった。
せっかく子どもたちがよい変容を見せていたのに、2月に新型コロナウイルス感染症の拡大によって、突然学年の教育も学級の活動も終わってしまった。
しかし、担任の先生自身が語っていたように、子どもたちは確実に変わっていたのだった。
そのような子どもたちの変容が見られたのも、先生の熱意ある働きかけや子どもどうしのかかわりがあったからだ。

今の状況や、分散登校などが続くようでは、落ち着いた学校生活や、意図的な学級の取り組みは、期待できない。
それでも、子どもたちの貴重な「今」は、「今」しかない。
将来のためには「今」の充実が何より大切だ。

今日から様々な制約が解除になったところも多いが、油断することなく感染防止に努めたい。
緩んでしまうと、また急激な感染拡大ともなりかねない。
子どもたちの現在と明日を守るためにも、一刻も早いこの緊急事態の解除に向かっていきたい。
一市民として、もうしばらく気を緩めずに生活していきたいと思っている。
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今日からまた休校の期間

2020-04-20 21:59:48 | 「育」業
完全に退職してから1年以上になるというのに、時々夢を見る。
自分が学級をもち働いている夢。
昔の教え子たちだけでなく、ご丁寧に、今は校長職をしているかつての同僚が登場したりする。
…今、手の届かないところにいるが、そんな夢を見るなんて、現在の現場のことが気になっているからだろう。


今住んでいるところでは、今日からまた一斉に学校が休校となった。
2月に、突然臨時休校の措置をとるよう要請されていた。
やっと4月になって、各校で覚悟を決めて学校再開にこぎつけた。
毎朝の検温や健康観察の実施、マスクの着用などを各家庭にお願いしながら、最新の注意を払いながらの再開だった。
昨年度学習できなかった内容について補充しながら、新学年の新学期を始めたのだった。

ところが、緊急事態宣言が全国を対象に出される展開となってしまった。
4月15日からの県立学校の休校が発表されたが、こちらの教育委員会の決定は、現状ではまだ一斉休校するほどではないという判断で、同調しないでもう少し学校の教育活動を続ける意向であった。

しかし、2日後国家的な重大事態と捉え直した県知事から、改めて要請が出されて、その決定が覆された。
結局、連休明けまで休校の措置が取られるようになってしまった。

やむを得ない決定、措置だとは思う。
ただ、何度も何度もの休校や決定で、本当に現場は大変だろうと思う。
この時期は、新学年の新学級での大切なスタートの時期。
新しい先生と、学級づくりをしっかりと進めるべき時期である、
そして、そこから5月下旬に行われる運動会に向けて協同で取り組むことによって、子ども間の人間関係の深まりが期待できた。

少なくとも5月の連休明けまで休校となるのだから、運動会など1年間の学校行事、そして学習計画など滅茶苦茶になっているはずだ。
中学校では、学校生活で大きな役割を占める部活動も活動中止となっている。
学校再開となっても、はたして大会ができるのか?という懸念がある。

この春、やっとのことで教員に採用された人たちを知っている。
苦労しながら校長に登用された人たちもいる。
今までにない経験の連続だろう。

子どもたちも教師たちも、教育委員会も、未だかつてない対応を迫られている。
現場の大変さは、想像を超えていることだろう。
でも、今は耐え忍んで、目を未来に向けてがんばっていくしかない。

みんなで、この窮状をなんとか乗り切っていこう。

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特別な卒業式の日に贈りたいメッセージ

2020-03-24 20:27:26 | 「育」業
今日3月24日は、この周辺の小学校の卒業式だった。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在校生も来賓もいない式になったはずだ。
なかなかない、特別な卒業式の日になった。
その寂しさをさらに深くするかのように、今朝は雪が降って少し積もっていた。

せっかく咲いていた菜の花も、降った雪のために倒れていた。
せっかくの晴れの日なのに、一緒に祝う人たちも少なく、寒さも厳しい日になってしまった。
第3者として贈るメッセージは、次のようなありきたりのことしかない。

ご卒業おめでとうございます。
日本も世界も大変な この三月、思いもしなかった卒業式でしょう。
でも、小学校で学んだこと、
友だちや先生、多くの人たちと出会い、過ごした時間は、
これからも ずっと宝物です。
自分の力を信じて
ゆっくり一歩ずつ
未来に向かって 進んでください。
心から幸せを祈っています。



子どもたちの5倍以上生きてきた人間としては、今日見たことに関係して次のようなことも言いたい。

こうして苦しく厳しいことも、生きていく中ではこれからも、きっとあると思います。
だけど、困難に負けずに立ち上がり、立ち向かっていってほしい、そう願っています。
今日は、雪が降りました。
せっかくきれいに咲いていた菜の花も、雪に倒されてしまいました。

でも、菜の花は、少し時間を置いたら、何本か立ち上がってきました。
その場所から逃げられなくても、大変さに負けずに立ち上がって咲く菜の花にその強さを見ました。

今回のように、今日のように、大変なことはこれからもあるかもしれません。
でも、雪に負けない菜の花のように、私たちも、大変さに倒れそうな時も負けずに立ち上がり、自分らしく咲きましょう。
菜の花だってできるのだから、私たちだってきっとできる!
自分らしく咲いて進んでいける!
皆さんが、たくましく生き、自分らしい幸せをつかんでくれることを期待しています。

本当に、卒業おめでとうございます。


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突然の臨時休業…

2020-03-03 22:14:05 | 「育」業
首相の突然の全国の学校への休校要請。
学校現場や保護者にとって、とんでもなく突飛で対応が大変な措置だった。

木曜の午後に言い出して、翌週の初めからそうせよということは、翌日1日しか時間がないということ。

そんな!
まだそれぞれの学年の学習だって終わっていないのに。
法的拘束力のある(?)学習指導要領で、その年齢の子どもたちには必要な学習内容を身に着けさせなければいけないのに。
それもできないまま、春休みまで放っておけというのだから。
春休みまで放っておいても、子どもが独りで学習できるわけではない。
そして、4月からは新学年新学期となる。
新しい学年の学習以前に前の学年の学習を終わらせる必要がある。
そうなると、今の学年の担任から次の学年の担任へ丁寧な引継ぎが必要となる。
また、1か月分の前学年の学習を入れることによって、新学年の学習内容の指導にも丁寧さが欠けざるを得ない。
前学年の指導も終わっていないし、十分な復讐もしていないのに、まさか4月に全国学力テストを行い学力が落ちたなどというのではないだろうなあ。

とても大切な卒業式はできるのか?
どうすればできるのか?

学習に関してだけにしても、これだけの不安が言えるのに、家庭・保護者の負担はどれだけ大変になるのか。
そのことが最大の不安だった。
案の定、放送・新聞・ネットなどの様々なメディアで、家庭・保護者の混乱ぶりが流れている。
各家庭が本当に大変だと思う。
学童保育の現場だって、1日中であり、健康安全の責任があり、本当に大変だ。

困っている家庭を助けるために、学校が「自主学習ルーム」を開いて、子どもの面倒を見ているというところもかなりあるようだ。
この年度末、また別な様々な配慮が求められる。
そして、教師の仕事は、学校に来ない個々の子どもがどのような生活を送っているのかを、電話・家庭訪問その他の方法でしっかり把握したり保護者と連絡をとったりすることも入ってくる。


教師も、子どもも様々な不安をかかえながら、先週の金曜日―突然の最終日―は、終わった。
ある先生は、次のような話を教えてくれた。

最後の話が終わった後、子どもたちからありがとうメッセージをもらいました。
(中略)それにしても、今日よく準備してくれたなぁとありがたい気持ちで一杯です。
(中略)できることをやろうと色々考えていたからなのか、とりあえずホッとした感じ。改めてメッセージを読んでみると、子どもたちの個性がよく表れていると思いました。


時間がないというのに、この1日生活する中で、子どもたちが担任の先生へのメッセージを書いて渡したのだという。
時間がなくても、自分たちで担任への1年間の感謝のメッセージを作ろうと考え、実行してくれたという子どもたちの厚意がうれしい。
この先生はそのように語ってくれた。

突然の、たった一日の猶予しかない中でも、このような心の通い合いが見られたのは、いいクラスを作ったなあと思った。
そのいいクラスが、突然終わりになってしまったことに、改めて何とも言えない口惜しさを感じるのも事実である。


さて、臨時休校はまだ始まったばかり。
子どもたちの生活や学習、そして保護者の収入や経済的負担、精神的負担などは本当に大丈夫なのか、懸念するところは多い…。
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2が連なる日で思い出す

2020-02-02 20:25:52 | 「育」業
令和2年2月2日。
2が連なる。

2が連なるといえば、今から30年近く前、受け持っていた5年生の子が書いてきた日記を思い出す。
タイトルは、「2月22日2時22分22秒」であった。
文章が残っているので、載せてみる。

2月22日2時22分22秒    T・Y
あと37分で2月22日2時22分22秒。
ぼくは、この日記を書くためだけに2時22分22秒を待っている。
ぼくは、3年生くらいのときから、「2月22日2時22分22秒」というのを文の中に入れている。
3年生からの伝統を5年生にも書かなきゃいけないと思ったのだ。
これがなかったら書かなかったかもしれない。
めんどうだから。
本当は書きたくないんだが、3年生から書いている以上書かないといけない。
時間は、待たないと早くたつけど、待つと案外たたないものだ。
待つからたたないと思うのだと考えたぼくは、待たないためにお兄ちゃんと遊んだ。
本当にわすれながら遊んだ。
そのとき遊んだのが悪かった。
わすれていたので、37分はぱっとすぎた。
もう、時計は、2時25分36秒だった。
バカヤロウ!と自分にどなった。
せっかくの1か月に1回の数字のならぶ日が…。
このくやしい日はわすれない。
3月3日3時33分33秒は、学校でわすれずに待つ。
その日のテーマは、決めた。
「3月3日3時33分33秒」だ。



…子どもの感性や表現力って本当に楽しいものだと思う。
こういうユーモラスな文章を書く子どもたちを育てるのは本当に楽しかった。
この子を受け持っていたころは、1987年だった。
影響を受けたせいか、ほかに「1987年6月5日4時32分10秒」(19876543210)という文章を書いた子もいた。
数字並びで遊べる日が来ると、いつも、30年以上前の、あの子たちを思い出すのである…。
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準備時間が短い中で…

2020-01-07 22:23:18 | 「育」業
正月7日が終わる。
テレビを見ていいたら、1日前倒しして、今日から3学期の始業とした学校のニュースが報じられていた。
昨年秋の台風災害の影響で、臨時休業にした学校だったとのこと。
大変だなあと思う。
何が大変かというと、休みが1日減ることではなく、3学期の始業の準備をした学校職員のことだ。
今日から始業ということは、出勤できたのは年が明けてから昨日の6日だけ。
準備が1日しかなかったはずだからだ。

新学期の準備としてみれば、3学期は卒業式や、卒業生を送る会、新年度を迎えるまでにやるべきことなど、職員会議で確認しておかなければいけないことが多い。
その上で、いつもの授業の準備をしなければいけない。
特に、3学期は授業日数が少ないところにもってきて、インフルエンザの流行などでさらに授業時間数が減ってしまうことが多い。
だから、ゆとりはないが少しでもゆとりある計画を立て、しっかりした準備をしていくことが必要なのだ。

それなのに、今年は、12月28日から1月5日まで休業日となった。
普通だと、年明けの3学期準備は、昨日と今日しかできない。
会議に打合せに準備に、と大変だ。
なのに、今日から始業、というところは尋常ではない慌ただしさがあるだろう。
明日8日から、というところでも、準備期間は2日しかなかったから、楽ではなかっただろう。

始まると、提出された冬休み中の課題に目を通して的確に処理する必要がある。
それ以上に、休み中に何らかの変化が起こった子どもはいないか、目配り・気配りを十分に行わなくてはならない。
当然だが、翌日の授業の準備もある。
様々なことを想定して、覚悟してかからなければならない。
普通にやれて当然と見られているから、本当に大変だ。

子どもたちにかかわるすべての職員の皆様、本当にお疲れさまです。
でも、迎えてくれる皆さんの笑顔が、子どもたちを明るくさせてくれます。
そして反対に、子どもたちの笑顔が、皆さんの心をいやしてくれることも事実です。
また大変な日々が始まりますが、一人一人の笑顔のために、どうかご奮闘ください。
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12月23日が休みでなくなったが…

2019-12-20 22:32:06 | 「育」業
カレンダーで来週の一週間を見ていたら、ああそうか、と気付くことがあった。
去年まであった休みの日がないのだ。
12月23日。
去年まで「天皇誕生日」があったが、令和になった今年は、そうではない。

学校に勤務していたときには、平成になってから12月23日が休みになった。
こちらでは、一般に12月25日からが冬休みになっていた。
だから、12月24日が2学期の終業式となっていた。
12月23日が休みになって、終業式前にもう一仕事する時間ができるのでありがたい休みであった。
ただ、近くのいくつかの自治体では、条例を改正して24日を休業日にしてしまったところも多くあった。
そうなると、2日も早く学期末業務を終えなければいけなくなるので、子どもたちは冬休みが増えるので喜んでいたが、教員たちはかえってあわただしくなって、大変な思いをしたものであった。

24日を休みにした自治体は、今年、その日はどうしたのかなあ?
やはり休みのままなのだろうか?

それはともかく、2学期の終業式が来週という学校には、明日明後日の土日を使って、ラストスパートという教員も多いことだろう。
2学期は、1学期よりも一人一人の子どものことがよくわかり、よく見えるようになる。
2学期には、1学期以上に力を伸ばす子も多い。
かつて仕事をしていたときには、力を伸ばしてやれなかった子どもに対して、懺悔の気持ちを抱いたことがよくあった。
個々の子どものよいところを見取り、さらに力を伸ばせるようにするのが教員の務めであるからだ。

先日、県内の中学3年生が、教員用サーバーに不正接続して成績表を改ざんするという事件が起こった。
昔は考えられなかった、信じられない出来事である。

様々なことが起こる時代になった。
多忙な日々だった2学期の授業日ももうすぐ終わる。
23日の存在が、どう役に立つかはわからないが、あと少しだ。
危機管理意識を高くもって、一人一人の子どものためにがんばってほしいと、外野の私は思っている。


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