ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

単なるビッグマウスではない~本田圭祐選手の生き方に…

2011-11-15 22:35:13 | ひと
昨夜の今頃は、ある若者を取材したTV番組に釘付けになってしまった。
その若者の名は、本田圭佑。
昨夜は、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」を見ていた。
そこに、彼が出ていた。
彼の志の高さに、その生き方に、年齢を越えて尊敬の念を抱いた。

彼は、よく「ビッグマウス」とたたかれる。
しかし、番組で、彼はこう言っていた。
「大きいこと吐いたら、最初笑われるでしょう?それで見返したときの周りの対応が好きなんです。本能でそれが楽しい。でっかいことを言って笑われても、自分が真顔で答えてる方がおもろい生き方やなって思うんですよ。」
そして、彼が小さなころから言ってきたのは、「世界一のサッカー選手になる」こと。
様々な挫折を味わいながら、彼はひたむきにそこに向かって進み続けてきた。
彼の歩みは、「おのれを信じる力」に支えられていた。
「信じることは、希望。信じられなくなったとき、希望の光は見えなくなる。その時に、いかに、自分を信じることができるか。信じるというのは、本当に、希望そのものですよね。」
と、彼は語る。
彼は自分のもつ可能性を信じ、日々の努力を続けている。

大けがをして、懸命に続けてきた彼は、こうも言っている。
「自分らしく今後も生き続けることがプロフェッショナルなのかなって。自分と向き合って、自分と格闘して、自問自答して。弱い自分に打ち勝って、自分らしく生き続けることが、自分に与えられた使命。自分だけでなく、みんなですよね。」
「そして、ずっと自分に打ち勝っていくことで、プロフェッショナルというものを続けて、自分の人生を通して続けていくもんなんかなって。」
自分なりの人生観がきちんとできている。
それでいて、冷静だ。
次のセリフも語っている。
「うーん、かなり偉そうに言ってますね。」
ビッグマウスでありながら、謙虚なのだ。
すばらしい若者だ、と再認識した。

若者が夢を追い、努力を続けている姿は美しい。
いつぞやここで書いた卓球の水谷選手もそうだった。
世界の頂点を目指す若者のまなざしは、美しく光っている。
コメント
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