今週は、相次いで知り合いの方の父親あるいは母親がなくなって、4日間に2度、通夜に出席した。
昨日会った方も、親類の葬儀でこの土日は東京に行くと言っていた。
11月は、私の父も、突然亡くなっている月である。
私の母の体調不良が癌だったとわかったのも、11月だった。
11月は、季節の変わり目になるせいか、体調不良が起こったり亡くなったりする年長者が多いように思う。
だから、あまりよい月というイメージがない。
(ただ、父の亡くなった翌年は、息子の誕生というとてもよいことが起こったのだが。)
だいたい、11月の新潟は、天候から、私はあまり好きではない。
新潟は、11月というと、冷え込みが激しくなる。
11月を「霜月」というが、確かに霜が降りる日も出てくる。
初雪だって降ったりする。
でも、冷え込みや霜や雪があるから、11月の新潟の天候がいやだというわけではない。
雪の季節の前の11月は、新潟は、しぐれることが多い。
突然ザッと雨が降り出すのである。
横風も強く、冷たい雨が降る。
そんな日が多い。
母の病気を医者に告げられたのも、そんな時雨の日だったことを思い出す。
11月の時雨は、冬の始まりでもある。
家からあまり外に出たくなくなるように、気分まで中にふさぎこんでしまう。
しぐれる日が少ないように、よくないことが起こらないように、と願う11月である。