福島県に観光で訪れる人が激減しているという。
紅葉の時期、よいところがいっぱいあるというのに、もったいない!
と思うところもあって、宿を福島市内に予約して、福島県に紅葉狩りに出かけた。
今回の行き先は、伊達市の、霊山。
「れいざん」かと思いきや、「りょうぜん」。
正しく読めない。
ここは、以前から気になっていた山だったのだ。
標高は高くないが、奇岩が多く、紅葉の名所だと言われている。
一般的なコースなら、3~4時間で歩いて来られるとのこと。
ならば…ということで、出かけたのだが、問題は、天気であった。
降水確率は低いのだが、天気予報では、くもり。
眺望は期待できないかもしれない。
でも、行くと決めたからには、レッツ・ゴーである。
福島までは、こちらの地方からだと、磐越道に乗って行っても、あまり早くない。
山形県から米沢を回って行っても、時間的に大した変わりはないのである。
しかも、面白いもので、距離的に新潟県内の上越市まで行くのより短いのだ。
霊山まで行って、やっと同じくらいの道のりであった。
霊山の登山口に着いたのは、もう昼であった。
10月の秋も深まるこの時期に午後から山に登ろうなんて無謀な夫婦は、われわれぐらいのものらしかった。
現に、下りてくる人たちには、5グループほどあったけど、登る人たちはいなかった。
霊山を登り始めると、意外と最初がきつい上りであった。
最初の奇岩は、鍛冶小屋岩。
宝寿台は、はしご付きの岩の上に登る。
登るのは怖かったが、岩の上から下界が見える。
晴れていたら、眺めにせよ紅葉にせよ、もっとよかったのだろうけど。
天気が悪くなってきて、ポツリポツリと雨も落ちてきた。
辺りも白いガスがかかる。
しようがないなあ、と思いつつ、先へ急ぐ。
そのおよそ30分後、「親不知・子不知」なる狭い岩の通路を絶壁を通る。
本当は、とてもよい景色が広がるらしい。
だけど、真っ白、雲の中。
無念ですなあ。
でも、時々の紅葉が心をなごませてくれる。
歩き出して、約1時間半後、霊山城跡に到着。
こんなところを城にするなんて、登って来るのにも、下界からの距離も遠すぎる。
次は、別ルートを通ってから下ることにした。
ゆるやかな上りの道を歩くと、およそ10分で東物見岩という岩に着いた。
ここは、霊山で最も標高が高いのだそうだ。
だから、全方位が見渡せ、晴れた日には太平洋が見えるのだそうだ。
ありゃまあ…、今日見えるのは明るい灰色の雲ばかり。
さらに歩くと、蟻の戸渡り
学問岩
五百羅漢岩
弘法の突貫岩
などの奇岩があった。
そばを通りながら、下り道をどんどん歩いていく。
最後にルート沿いにあったのは、日暮れ岩。
また、はしごがかかっていて、岩の上に登った。
辺りがよく見えるのはうれしいが、やはり、そこは岩の上。
怖さがおそってきて、いやがうえにも慎重になった。
少しだけ天気が回復してきていて、一番近い山壁が紅葉できれいに見えた。
用心深く日暮れ岩から下り、あとは登山口まで下りる。
上りの際にはきつかった坂道が、結構楽だった。
登山口まで約30分。
そこから駐車場までまた10分。
約1万歩の山歩きだった。
駐車場に下りると、ほかに車がいない。
やっぱり我々だけだったか…。
いい山だ。最初だけがきついけど、登りやすくて、われわれ夫婦には、ちょうどいい。
また今度、よく晴れた秋か、春にもう一度来てみたい。
今日よりきっと楽しめるだろう。
朝8時半過ぎに出てきて、こうして午後から山登りして終わっても、まだ午後3時半。
宿などとらなくても、新潟県の家に帰ることもできたはずだと思った。
しかし、そこは福島県に観光で来た身。
宿を予約して泊まりに来たのだから、ゆっくりすることにしたのだった。
紅葉の時期、よいところがいっぱいあるというのに、もったいない!
と思うところもあって、宿を福島市内に予約して、福島県に紅葉狩りに出かけた。
今回の行き先は、伊達市の、霊山。
「れいざん」かと思いきや、「りょうぜん」。
正しく読めない。
ここは、以前から気になっていた山だったのだ。
標高は高くないが、奇岩が多く、紅葉の名所だと言われている。
一般的なコースなら、3~4時間で歩いて来られるとのこと。
ならば…ということで、出かけたのだが、問題は、天気であった。
降水確率は低いのだが、天気予報では、くもり。
眺望は期待できないかもしれない。
でも、行くと決めたからには、レッツ・ゴーである。
福島までは、こちらの地方からだと、磐越道に乗って行っても、あまり早くない。
山形県から米沢を回って行っても、時間的に大した変わりはないのである。
しかも、面白いもので、距離的に新潟県内の上越市まで行くのより短いのだ。
霊山まで行って、やっと同じくらいの道のりであった。
霊山の登山口に着いたのは、もう昼であった。
10月の秋も深まるこの時期に午後から山に登ろうなんて無謀な夫婦は、われわれぐらいのものらしかった。
現に、下りてくる人たちには、5グループほどあったけど、登る人たちはいなかった。
霊山を登り始めると、意外と最初がきつい上りであった。
最初の奇岩は、鍛冶小屋岩。
宝寿台は、はしご付きの岩の上に登る。
登るのは怖かったが、岩の上から下界が見える。
晴れていたら、眺めにせよ紅葉にせよ、もっとよかったのだろうけど。
天気が悪くなってきて、ポツリポツリと雨も落ちてきた。
辺りも白いガスがかかる。
しようがないなあ、と思いつつ、先へ急ぐ。
そのおよそ30分後、「親不知・子不知」なる狭い岩の通路を絶壁を通る。
本当は、とてもよい景色が広がるらしい。
だけど、真っ白、雲の中。
無念ですなあ。
でも、時々の紅葉が心をなごませてくれる。
歩き出して、約1時間半後、霊山城跡に到着。
こんなところを城にするなんて、登って来るのにも、下界からの距離も遠すぎる。
次は、別ルートを通ってから下ることにした。
ゆるやかな上りの道を歩くと、およそ10分で東物見岩という岩に着いた。
ここは、霊山で最も標高が高いのだそうだ。
だから、全方位が見渡せ、晴れた日には太平洋が見えるのだそうだ。
ありゃまあ…、今日見えるのは明るい灰色の雲ばかり。
さらに歩くと、蟻の戸渡り
学問岩
五百羅漢岩
弘法の突貫岩
などの奇岩があった。
そばを通りながら、下り道をどんどん歩いていく。
最後にルート沿いにあったのは、日暮れ岩。
また、はしごがかかっていて、岩の上に登った。
辺りがよく見えるのはうれしいが、やはり、そこは岩の上。
怖さがおそってきて、いやがうえにも慎重になった。
少しだけ天気が回復してきていて、一番近い山壁が紅葉できれいに見えた。
用心深く日暮れ岩から下り、あとは登山口まで下りる。
上りの際にはきつかった坂道が、結構楽だった。
登山口まで約30分。
そこから駐車場までまた10分。
約1万歩の山歩きだった。
駐車場に下りると、ほかに車がいない。
やっぱり我々だけだったか…。
いい山だ。最初だけがきついけど、登りやすくて、われわれ夫婦には、ちょうどいい。
また今度、よく晴れた秋か、春にもう一度来てみたい。
今日よりきっと楽しめるだろう。
朝8時半過ぎに出てきて、こうして午後から山登りして終わっても、まだ午後3時半。
宿などとらなくても、新潟県の家に帰ることもできたはずだと思った。
しかし、そこは福島県に観光で来た身。
宿を予約して泊まりに来たのだから、ゆっくりすることにしたのだった。