ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

新潟シティマラソン、ぎりぎりの完走

2012-10-07 22:39:54 | RUN
第30回記念 新潟シティマラソン。
今年も参加した。フルマラソンに。
今年は、30回記念ということで、ゲストランナーに、国民栄誉賞ランナー高橋尚子さんを招いて行われた。

「雨も降るかもしれませんが、こういう日は、記録が出やすい。皆さん、がんばってください。」
という彼女の激励が裏目に出たように、開会式直後横なぐりの強い雨。
参加ランナーは、スタートまでの15分間、皆びしょぬれ。
すっかり体が、冷えてしまったのだった。

【この怪しい雲がすぐに頭上に…】

今年も私が並んだのは、列の最後尾。

スタートの号砲が鳴ってからスタートラインを通過するまで5分以上かかってしまった。

今年は、「無理をしないで走る」というめあてを立てていたので、ゆっくりな前の人たちをあまり抜こうとせずに前半をいくことにした。
ラップを、ゴール後調べてみると、1kmがずっと6分10~30秒くらいの安定した速さで走れていた。

ずっと、10km、ハーフ、フルの3つのレースの人たちが一緒に走っていたのだった。だから、目の前は、結構たくさんの人が走っていて、なかなか抜けなかった。
邪魔に思う場合は抜いたが、あまり抜こうとせず、無理をしないペースで進んだ。
しかし、多少疲れてきた、と思い始める13kmあたりで、ハーフの人たちとお別れ。
そこから先の海岸道路は、フルの人たちの孤独な(?)ランが始まる。
もう自分が14kmあたりを走っている時、トップランナーたちは続々と28km地点を通過して行った。
さすがに速い。

この辺りでも、今年の自分は、1kmあたり6分30秒くらいで走れていた。
知っている人が、2人、私より早く折り返してきた。
思わず声をかけてしまった。
そして、折り返し地点の20km過ぎでは、同じ年代の50代半ばの知り合いにあった。
ここでも、「がんばりましょう!」と声を出す余裕はあった。

折り返し地点のタイムは、2時間16分余り。
ところが、ここでまた強い雨風となった。
足元は、再びびしょびしょになってしまった。
だが、逆に雨に負けずに走る気持ちになった。
24kmまでは、6分台半ばでいけたのである。
しかし、29kmあたりで、苦しくなった。
坂道もあり、初めて少し歩いてしまった。
去年関門にひっかかってしまったのは30km過ぎだった。
一つの目標としていた30kmは突破できそうだ、と思い始めたせいだろうか、体が急にきつくなってしまった。
29kmから30kmまでの1kmは、9分もかかってしまった。

30kmの関門突破!やった!!

さて、ここから先は、未知の領域である。
ここから先を走るために、ハーフへの出場を見送り、今回またフルマラソンに挑戦したのだ。
そう思いながら、歩を進めた。

しかしながら、初マラソンの人には、30km以降が壁だというが、その通り。
32kmより先は、脚が痛くて棒のようになった。
何度も何度も立ち止まり、屈伸やアキレス腱を伸ばす。
ところが、すぐに痛くなる。
7分台からあっという間にラップは、8分台から9分台になった。
寒さのほかに、頭がぼうっとして眠気まで襲ってきた。
35kmから36kmの1kmなどは、なんと11分5秒もかかってしまった。
37kmでの関門をわずか2分ほどの差で突破したが、全然走れない。
屈伸やストレッチを繰り返しながら前に進む。

38km付近から信濃川沿いの道になる。
ところが、40kmにも関門が。
ここを強行突破して、あとは走るのをやめずに必死になって走った。
競技場内で、第3コーナーに、「9500人とハイタッチしたい。」と言っていた高橋尚子さんがいた。
タッチして通り過ぎると、「ただ今、制限時間の5時間を越えました」と場内アナウンスがあった。
そんな。
ずるいよ。
私らのスタートした地点は、スタートまで5分あまりかかったんだぜ。
そのことを加味してくれよ~。

それでも、記録証は発行してもらえた。

完走したが、記録は5時間を越えてしまった。
スタートのロスを入れると、そこはしっかり4時間50分台の記録になる。

フルマラソンに挑戦して、ゴールにたどり着きたいという夢を、一応かなえることができた。

ただ、体は、ボロボロ。
ゴール後もらったおにぎりを食べる頃はガタガタの膝。

【おいしい新潟米のおにぎりでした!】
階段の上がり下りが、非常につらい。
明日以降、どんな痛みに襲われることだろうか???【怖っ!】
コメント
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