
今年で第3回を迎えた新潟ハーフマラソン大会。
去年に続き出場し、2年連続の自己ベストを更新することができた。
しかも、今年は、今までの記録を5分以上短縮しての1時間44分台であった。
会心に近いレースができた。
事前の天気予報では、数日前には雪の予報まで出ていたので心配していたのだ。
ずうっと降雪がなかったのに、3日前には珍しく午後に車の上には白く雪が積もったりしていたのだった。
なにせ今冬は雪が少なかったのに、いわきサンシャインマラソン大会は雪で中止だったから、新潟ハーフまで中止となってはたまらない。
幸い、今朝は晴れ。
気温もレース中は6℃と、低くもなく高くもなく走りやすいコンディション。

去年は、この大会で、風邪をひいていたにもかかわらず1時間51分台の自己ベストを出すことができたのだった。
昨年はそれ以降、ハーフマラソンでは、笹川流れマラソン、関川マラソン、ごせん紅葉マラソンと、1時間51分台から50分台そして49分台で走ることができるようになったのだった。
しかも、それらの大会ではアップダウンが厳しい場所もあったのに、記録更新ができたのだ。
だから、体調が悪くない時に平坦な場所を走ったら、よい走りができるのではないかと思っていた。
現に、いわきサンシャインマラソン大会中止の翌日に、ハーフマラソンの距離を走ってみたら、去年の新潟ハーフマラソンと同じくらいのタイムで走り切ることができたのだ。
そこで、今回は、ごせん紅葉マラソンの時の記録を上回ることを目標にした。
会場のデンカビッグスワンスタジアム上空は、よく晴れていた。
到着時は少し寒い2℃の気温だったので、耳を隠す帽子や手から冷えないように手袋が必要だった。
整列は、走力によって、S、A、B、C、Dと前から順にグループ別に分かれ、場所が指定されている。
私は、Bのグループ。
Bでも全体からすると前の方なのだが、こんなにたくさんまだ前に人がいた。

だから、号砲が鳴ってからスタート地点まで1分半ほどかかった。
要した時間はまだ少ないくらいだけどね。
スタートしてからの混雑した状況の中でも、最初の1kmは5分12秒で行くことができた。
今回の目安は、毎1kmを5分ジャストぐらいで通していき、後半4分50秒を切るペースに上げてラストの5kmくらいでタイムを短縮する、という予定。
ところが、2㎞からは4分53秒、③同54秒、④同56秒、⑤同59秒と少し上げ過ぎたように思えた。
3km付近で前には、よく一緒になるSIさんがいた。
後ろから少しずつ近づき、声をかけ1kmくらい並走した。
「どうぞ、お先に」と彼が言うので、「じゃあ、胎内(高原マラソン)の時のように、あとで抜いて。とりあえず先に行くよ。」と言って、前に出た。
そのせいで、スピードが上がったままになったのかもしれない。
陽射しがあったので、結構暑さも感じるようになった。
5km過ぎで初の給水があって飲んだりしたせいもあって、6㎞への1㎞は5分7秒と落としてしまった。
暑さをしのぐため、手袋を取ったり長袖をまくったりしていった。
再び⑦4分59秒、⑧5分1秒となって、予定通りのタイムに戻していくことができた。
カッコよくゴールしたいな。
と、なぜかそんなことを思ったら、急に腰の位置が高くリズム感のよい走りになってきた。
応援してくれるのは、沿道の田園地帯に住む高齢者を中心とした人たちが中心ではあった。
しかし、去年同様に少年野球の子どもたちが応援してくれるところもあり、戦隊レンジャーの服装で盛り上げてくれる人たちもいたりした。
秋の市街地を走る新潟マラソン(フル)に比べて、人の温かさがじんわりと伝わってくる大会だなあと再認識した。
そのせいか、⑨4分53秒、⑩同58秒、⑪同59秒、⑫同52秒、⑬同57秒と、5分台に落ちることなく進むことができた。
そんなに無理してがんばって走っている訳ではなく、その力は最終盤に残しておきたいと思っていた。
それができていることを、後半も続けたいと思っていた。(つづく)