
季節に応じて咲く花々が、わが家の庭を華やかにしてくれる。
わざわざ買ってきたり、もらってきたりしたわけではない。
なのに、わが家の庭でしっかり育ち、毎年咲く花々を見ると、うれしくなる。
枯らしたくないので、少し世話をしたらよみがえった花々が、いくつもある。
今年も、5月から今まで、様々な花が咲き、心を和ませてくれた。
紫陽花。

せっかく育っていたものが、一部折れてしまった。
折れたものをさし木にしてみたら、根付いて、大きく育った。
オトギリソウ。

道路のわずかにたまった土に1本だけ咲いていた。
水分が少なくなりしおれていたので、家に持ち帰った。
その1本だけ植えたら、今や増えすぎて困ってしまうくらいである。
キリンソウ。

道端に生えていたのに、刈払機で一斉に刈られてしまっていた。
かわいそうなので、水を入れたガラス瓶に入れて飾っておいたら、やがて根を出した。
ランタナ。


職場に咲いていたが、不運なアクシデントで枝が折られてしまった。
その枝をさし木にしてみたら、毎年花を咲かせるようになった。
ミヤコワスレ。

子どもが持ってきた花を、花瓶に刺したままにして置いたら、いつの間にか根が伸びていた。
鉢植えにしても、地植えにしても、株を増やしている。
植物たちは、強い。
なんとか生きようとする。
少しサポートしただけだったのに、何年たっても生き延びて、毎年きれいな花を咲かせてくれている。
人間にとっては、厳しいパンデミックの時代だが、このような植物たちのように、たくましく生きたいものだ。