「はい、今シーズンも終わり。」
「お疲れさまでしたあ。」
「次のジュビロ戦、もう来ないかもしれないなあ。」
試合後、そんな声が、近くの座席で観戦していた人たちから聞こえてきた。
サッカーJ2リーグ第35節、ホーム・アルビレックス新潟対ブラウブリッツ秋田。
秋田は、13位で現在3連敗中。
上位との差が開いて、他チームに追い上げられ追い抜かれていっている今、新潟にとって、この試合は勝たないといけない試合。
なのに、見事に、「潟った」!
1-2…。
新潟は、来季入団が決まった、シマブク・カズヨシを初出場・初先発させた。
けがで出場できない至恩に代わって、動きのよさで秋田をかく乱しようということか。
ボールを保持する新潟、守って前へボールを送る秋田。
前半は、ずうっとその展開。
ただ、新潟がたくさんシュートを打ったかというと、そんなに見ていない。
(あとでDAZNで調べてみると、
前半のボール支配率は、新潟78%:22%秋田。
前半のシュートの本数は、新潟5本:1本秋田。)
ボールを支配している割に、シュートの本数が少なすぎる。
今日は、いつもとは少し違う席で試合を見ていた。
2階から見てみると、普段より選手個々の動きがよく見えた。
新潟の選手たちは、完璧を目指し過ぎている。
相手を完璧に崩してゴールを挙げ、勝とうとしている。
ボールを支配していても、攻撃に速さがなく、意外性がない。
だから、なかなかシュートに持ち込めない。
得点のにおいがしない。
後半になって、秋田が、少し攻撃に積極的になってきた。
だが、新潟は、それに対し冷静に対応ができてきた。
ところが、セットプレーになると、相手の動きについていけなくなるのはどういうことだ。
前節しかり、そして今節しかり。
前節は、コーナーキックから同点ヘッドを決められた。
今節も、コーナーキックからコーナーポストに当たったボールのはね返りを、かつて新潟にいた増田繁人に決められ、先制されてしまった。
ここから、ようやく目が覚めた新潟の選手たちは、怒濤の反撃を見せた。
相手のキーパーの守備位置を見た谷口が、センターライン付近から蹴ったボールは、見事にゴールネットを揺らした。
同点!
ここからの新潟の攻撃も、15分近く続いた。
だが、ラストパスの精度がない。
様々な攻撃練習のようなシーンが続いたが、結局入らない。
アディショナルタイムに入り、今日も結局引き分けなのかと思ったら、終了寸前に攻め入られた。
必死の秋田の最後の攻撃だが、防げるだろう、と思っていたら、ゴール前に放り込まれたボールがアルビの選手に強く当たって、ゴールへ吸い込まれた。
痛恨のオウンゴールが記録された。
もう残り時間はなく、センターラインからボールを蹴ったボールが地面につかないうちに、終了のホイッスルが鳴った。
手痛いなんてもんじゃないほど厳しい1敗。
ボールの支配率と勝ちはつながらない。
秋田のシュート数6本、新潟12本。
とにかくシュートを放つ、あるいはゴール前にボールを上げる、こういう思い切りがゴールにつながるということだ。
数少ない秋田のチャンスシーンを見ていると、それがよくわかる。
少ないからこそ、攻めようという必死さがうかがえた。
そして、それがゴールに、勝利につながった。
新潟は、きれいにつないで、きれいに決めようとしすぎている。
だから、どう攻めてくるのか、相手も読みやすい。
その裏をかこうとするのだろうが、そこまでうまくはいかない。
先月、直接対決でこっちが勝ったのに、甲府は以降がんばっている。
今日も、長崎との3位・4位対決に勝ち、上位との差を詰めた。
すごいなあ。
いずれにせよ、冒頭で書いたように、「終わった!」感が強くなった。
今季のJ1昇格の夢は、限りなく可能性が薄くなった。
それでも、応援は続けるよ。
だって、地元の大切なチームだもの。
顔を上げてくれ!
今季は、まだ6試合残っている。
意地を見せてくれ!!
Visca Albirex !
「お疲れさまでしたあ。」
「次のジュビロ戦、もう来ないかもしれないなあ。」
試合後、そんな声が、近くの座席で観戦していた人たちから聞こえてきた。
サッカーJ2リーグ第35節、ホーム・アルビレックス新潟対ブラウブリッツ秋田。
秋田は、13位で現在3連敗中。
上位との差が開いて、他チームに追い上げられ追い抜かれていっている今、新潟にとって、この試合は勝たないといけない試合。
なのに、見事に、「潟った」!
1-2…。
新潟は、来季入団が決まった、シマブク・カズヨシを初出場・初先発させた。
けがで出場できない至恩に代わって、動きのよさで秋田をかく乱しようということか。
ボールを保持する新潟、守って前へボールを送る秋田。
前半は、ずうっとその展開。
ただ、新潟がたくさんシュートを打ったかというと、そんなに見ていない。
(あとでDAZNで調べてみると、
前半のボール支配率は、新潟78%:22%秋田。
前半のシュートの本数は、新潟5本:1本秋田。)
ボールを支配している割に、シュートの本数が少なすぎる。
今日は、いつもとは少し違う席で試合を見ていた。
2階から見てみると、普段より選手個々の動きがよく見えた。
新潟の選手たちは、完璧を目指し過ぎている。
相手を完璧に崩してゴールを挙げ、勝とうとしている。
ボールを支配していても、攻撃に速さがなく、意外性がない。
だから、なかなかシュートに持ち込めない。
得点のにおいがしない。
後半になって、秋田が、少し攻撃に積極的になってきた。
だが、新潟は、それに対し冷静に対応ができてきた。
ところが、セットプレーになると、相手の動きについていけなくなるのはどういうことだ。
前節しかり、そして今節しかり。
前節は、コーナーキックから同点ヘッドを決められた。
今節も、コーナーキックからコーナーポストに当たったボールのはね返りを、かつて新潟にいた増田繁人に決められ、先制されてしまった。
ここから、ようやく目が覚めた新潟の選手たちは、怒濤の反撃を見せた。
相手のキーパーの守備位置を見た谷口が、センターライン付近から蹴ったボールは、見事にゴールネットを揺らした。
同点!
ここからの新潟の攻撃も、15分近く続いた。
だが、ラストパスの精度がない。
様々な攻撃練習のようなシーンが続いたが、結局入らない。
アディショナルタイムに入り、今日も結局引き分けなのかと思ったら、終了寸前に攻め入られた。
必死の秋田の最後の攻撃だが、防げるだろう、と思っていたら、ゴール前に放り込まれたボールがアルビの選手に強く当たって、ゴールへ吸い込まれた。
痛恨のオウンゴールが記録された。
もう残り時間はなく、センターラインからボールを蹴ったボールが地面につかないうちに、終了のホイッスルが鳴った。
手痛いなんてもんじゃないほど厳しい1敗。
ボールの支配率と勝ちはつながらない。
秋田のシュート数6本、新潟12本。
とにかくシュートを放つ、あるいはゴール前にボールを上げる、こういう思い切りがゴールにつながるということだ。
数少ない秋田のチャンスシーンを見ていると、それがよくわかる。
少ないからこそ、攻めようという必死さがうかがえた。
そして、それがゴールに、勝利につながった。
新潟は、きれいにつないで、きれいに決めようとしすぎている。
だから、どう攻めてくるのか、相手も読みやすい。
その裏をかこうとするのだろうが、そこまでうまくはいかない。
先月、直接対決でこっちが勝ったのに、甲府は以降がんばっている。
今日も、長崎との3位・4位対決に勝ち、上位との差を詰めた。
すごいなあ。
いずれにせよ、冒頭で書いたように、「終わった!」感が強くなった。
今季のJ1昇格の夢は、限りなく可能性が薄くなった。
それでも、応援は続けるよ。
だって、地元の大切なチームだもの。
顔を上げてくれ!
今季は、まだ6試合残っている。
意地を見せてくれ!!
Visca Albirex !