ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

生きようとする幼虫たち

2021-10-18 22:07:21 | 自然・季節
これは、普通のアサガオの咲いた後の種になる部分。


ところが、今は、こんなふうになっているものが多い。

がくの部分が、食われてしまったのだ。

なぜこんなところを食ってしまうのか。
それは、食べる部分がないから。

9月には、まだ葉は緑で、食べられる葉はたくさんあった。

だから、そこで育つ幼虫は、青々と丸々としていた。

ところが、最近の幼虫は、こんなにオソロシイ模様をしていた。


なぜか?
寒さのせいで葉が枯れてなくなり、種の周りのがくの青い部分くらいしか食べられるところがないのだ。
食べられるところが少ないから、枯れかけた部分も食べようとする。

だから、こんなにグロテスクな見かけになってしまっているわけだ。

食べ物が少なくなり、やせるばかりか、美しい姿でもなくなるが、寒くなったこの時期でも成虫になろうと懸命に場所を移動し、少しでも食べて大きくなろうとする幼虫。
彼ら(?)を見るたびに、気持ち悪いと思いながら、わが家の面々は、プチ感動を覚えるようになった。
数日間、どこに行った?ここにいる、3匹いる、などと姿を見つけては、指差して見たりしていた。
ただ、昨日からの冷え込みに、今日はついにその姿が見られなくなった。

厳しい環境の中でも、何が何でも生きようとする姿に、生の迫力を感じさせてもらったのであった。

(注:写真が大きいと気持ち悪さが増すので、幼虫の写真のサイズは小さくしました。)
コメント
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