ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

大相撲豊山、電撃引退に驚く

2022-11-28 18:10:38 | スポーツ
いやあ、びっくりした。
まさに「電撃引退」だ。

大相撲、今場所は十両に落ちて相撲をとっていた豊山が電撃引退との発表があった。
いつも応援してきたのに、残念だ。

現在の「豊山」は、3代目となっている。
いずれも、新潟県出身の時津風部屋所属の力士。
それぞれの活躍を、同じ新潟県出身力士として、応援してきた。

初代の豊山(勝男)は、柏戸・大鵬が横綱の時代、大関にまで上っていった力士だった。
新発田市出身で、東京農大で学生横綱になって、角界入りし時津風部屋の力士として活躍した。
同様に2代目豊山(広光)も、新発田市出身で東京農大から大相撲の時津風部屋に進んだということで、豊山のしこ名を襲名した。
小結まで上がり、学生時代のライバルだった横綱輪島打倒に闘志を燃やす姿が印象に残っている。

3代目豊山(亮太)の出身は、新発田市ではなくお隣の新潟市北区の出身であった。
だが、東京農大―時津風部屋、新潟県出身ということで期待されて豊山となった。

下から上がってきたときは、迫力のある押しで、豊かな将来性を感じた。
ただ、その活躍は長く続かず、ここ数場所は幕内下位での場所が続いていたが、先場所ついに大負けして、十両に落ちていたのだった。
今場所、7日目までは4勝3敗と星を戻したが、その後連敗して最終的には5勝10敗だった。
押したり突っ張ったりはするものの、足が出ないから威力がない。
だから、大きな体を持て余しているように見えていた。
今場所は、何番かまわしをとって、四つ相撲からの寄りで勝ったこともあった。
この方が、大きな体を生かせるから、この相撲を磨くといいのではないかと思って見ていた。

来場所は、十両の下位の方に番付を下げるだろうから、正念場を迎えるなあと思っていたのに、なんとこんなに早く引退を決めるとは。
豊山というしこ名が、幕内で26場所しか見られなかったのは、残念だ。
まだ若いし、学生時代のライバルだった元大関朝乃山が来場所は同じ十両に戻ってくるから、刺激を受けて活躍できるのではないかと、実は期待していた。
それが、引退だなんて…。
きっとわれわれが思う以上に、両ひじの具合が悪かったのだろう。
そのために、思い通りの相撲が取れないし、周囲の期待に応えることができないし、というつらさもあったかもしれない。

3代目は、親方にはならず、このまま相撲協会を去ることになるという。
結婚して、子どももいるから、これからもがんばっていかないといけませんね。
まずは、今までがんばってくれて、ありがとう、豊山。
「小柳亮太」としての第2の人生での成功を祈ります!
コメント
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