ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

母の祥月命日を前に墓参り

2024-02-12 20:00:31 | 生き方

19年前に亡くなった母の祥月命日には早いのだが、珍しく予定が入ったので、墓参りに行ってきた。

亡くなった年は、その日までには、かなり雪が降ったのだった。

だが、今年は、暖かく墓場には雪がない。

雪はないが、晴れて放射冷却現象になったせいで、午前10時近かったのに、日がよく当たらない場所の植物は、このとおり。

霜が降りて葉が白くなっていた。

線香をあげようとしたら、なんと土が凍っていて、ガチガチ。

線香どころか、指でほじくろうとしても固く凍っていて、歯が立たない、いや線香が立たなかった。

雪はなくとも、しっかり冷えて冬の厳しさを感じさせた。

 

今年は墓参りに行くとき、ちょっと違った神妙さがあった。

それは、昨夜近所の方が急に亡くなったから。

このたび亡くなった方は、80代半ばの女性であったが、1年半ほど前にだんなさんを亡くしたばかり(?)でもあった。

今住んでいる所は住宅地だが、ここら数軒は皆、昭和から平成になる頃に家を新築した仲間のようなものである。

ここに引っ越して来てそんなに多くの時間がたたない頃、瀬戸内海にかかったばかりの橋を渡りにドライブして来る、という話を聞いて、厚かましい私の母は、「私も乗せてって」とせがみ、ここのご夫婦につれて行ってもらったことがあった。

そんな思い出もある、ご近所さんであった。

夫婦2人暮らしから、つれあいを亡くした生活は、残された高齢者にとってやはり厳しいものなのだなあ、と感じた。

 

だけど、他人ごとではない。

そこのご夫婦だけでなく、私の父も、妻の母も兄も、突然亡くなっている。

前の日まで、いや亡くなった当日まで元気だったのに。

その年代は、50代や60代と、まだ若かった。

私も今、60代の中盤から後半を生きている。

いつどうなるか、分からない運命。

明日は我が身かもしれない。

 

墓の前で手を合わせ、まだそちらに呼ばないでくれよ、なんて祈ったりもしたのであった。

コメント (2)
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