ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

引き分けだったけど、可能性を感じてわくわくした ~2014第18節アウェイ鹿島戦~

2024-06-16 21:37:07 | アルビレックス新潟

けが人の続出もあって、5月は、公式戦7試合で2勝1分け4敗だったアルビレックス新潟。

このうち1勝は、ルヴァン杯の2回戦だったから、リーグ戦では6試合1勝1分け4敗ということになる。

これが、現在J1で15位に甘んじていることにつながっている。

 

今月は、公式戦8試合が予定されている。

今のところ、半分の4試合を消化し、3勝1分けと負け知らずではある。

だが、そのうち3試合は、カテゴリーでは格下のチームが相手で、ルヴァン杯プレーオフのJ2長崎戦(1勝1分け)、天皇杯1回戦のJ3北九州戦(PK戦での勝利だから実質的には引き分け)だった。

全てが1点を争う接戦だった。

そのトーナメント戦を、負けずにかろうじて勝ち上がっているのは、誇りと意地なのだろうなあ、と思う。

 

今日の試合は、久々のリーグ戦。

この1日に首位町田を3-1で撃破して以来の試合だ。

対戦相手は、去年のリーグ戦2試合でホームでもアウェイでも0-2で敗れた鹿島アントラーズだ。

去年の敗戦では、力の差を感じさせる試合内容だったのが印象に残っている。

今季はなんとか雪辱を果たしたいが、鹿島は現在2位と好調だ。

そのうえ、リーグ戦での対戦成績を見ると、鹿島は新潟に7連勝中。

新潟は、水曜日の試合では120分戦いPK戦となり、その試合では絶好調だった超人長倉が負傷してしまったのは、大きな痛手だ。

ますます頼りの戦力が減ってしまった…。

 

そろそろ、けが人も復帰してきてほしいと願っているなか、先発メンバーが発表された。

先発メンバーを見ると、水曜日の激闘を戦った選手たちばかりだ。

長倉はいないが、前で戦うのを見たかった奥村仁の名前がある。

ボランチに島田を使って、今のベストメンバーと言える布陣だ。

うれしいのは、先発メンバーに、トーマス・デンが帰ってきたこと。

そして、控え選手に、長谷川元希の名前があったこと。

長倉モトキは欠場だが、それに代わる長谷川モトキの活躍を期待したい。

ともかく、連戦で疲れているメンバーが多いはずだから、早めに得点を奪い、後半試合終了まで体力がもってほしい。

そんなことを祈りながら、試合開始を待った。

 

 

試合終了。

1-1の引き分けに終わった。

前半の終わり近く、新潟が先制したのは期待したとおりだったが、後半早々に同点ゴールを決められたのは、実に残念だった。

だが、後半、シュート数を伸ばしたのは新潟だった。

【前半終了時】

【試合終了時】

試合は新潟のペースで動いていたと言える数字が並んでいる。

 

心配していたのは、後半のスタミナ切れだった。

前半から、画面に映る選手たちは汗びっしょりになって上気した顔ばかりだった。

それでも、後半全体を通してみると、見た目でホームの鹿島より動きがよく映った。

鹿島も水曜日には試合をしていたのだが、90分で勝っていたし、ターンオーバーをうまく使っていたはずだった。

前節まで首位町田と勝ち点は並んでいるがリーグ2位という鹿島に対して、15位の新潟は、アウェイだし疲れている選手が多くいたはずなのに、よく戦えていたのだ。

このこと自体がすごいと思った。

試合内容も、ボールを保持する戦い方をする新潟だが、今日は、苦し紛れに後ろや横にパスしているのではないことがすごく伝わってきた。

明らかにチャンスを生み出そうとしてボールを回しているのだ。

だからこそ、後半はシュート数が増え、相手エリアまで攻め込むシーンが多くなったのだろう。

 

けが人が多くて、試合のメンバー構成にも苦しんできたのだが、逆に出場できるメンバーが限られていることにより、選手間の意思疎通がかなり図られるようになったように思う。

先取点を取ったときの選手たちの動きなんて、最高だった。

センターバックからサイドへ、真ん中へ、そしてペナルティエリアへ。

最後に決めたのは小見だったが、何人もの動きが絡んで奪ったゴールだった。

選手たちが、互いにそれぞれのプレーの個性をよくつかめていて、それが生きるようにプレーしていた。

これは、けが人の続出により限られた選手たちで試合をすることによって得られた副産物なのかもしれない。

 

こうして培われた力に、けがから回復してきた選手たちの高パフォーマンスが加われば、もっともっといい試合を見ることができるのではないか、と期待する。

途中出場した長谷川元希のプレーぶりは、本来こんなもんじゃない、なんて思ったもの。

今日は、ダニーロの突破、小見や奥村のドリブル、藤原の危機察知力、好機と危機をわきまえた鈴木のプレー、冷静沈着かつ大胆な秋山のパスなど、可能性を感じてわくわくし、見ていて本当に楽しかった。

 

6月は、これで負けなし。

15位は変わらないが、リーグ戦も、1位の町田に勝ち、2位の鹿島と引き分けた。

次の土曜日からは、また8日間で3試合のリーグ戦となるが、今週は水曜日に試合がないので、ゆっくり休んだりチーム練習に力を入れたりする時間もできる。

これから上昇気流に乗りたいところだ。

 

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コメント (2)
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